流石にこれは黙っていられませんでした | つた えりなオフィシャルブログ「つた日記」by Ameba

昨日(6月16日)は、【地域活性化・区民サービス向上対策特別委員会】が開催されました。

色々と興味深い話がでましたので、建設環境委員会の報告より先になりますが、報告いたします。ヘビーな議論内容の委員会でしたが、特に以下2題の議論を共有させてください。



1.葛飾区区民サービス向上改革プログラム(素案)について

5.東京2020オリンピック・パラリンピックについて

1.の中で議論されたデジタル化の推進について。
 デジタル庁の創設、デジタル関連案により、今まで自治体が各自で管理していたものが国の委託する民間業者によってアクセスや管理がされるようになる傾向、きざしがみられる報告をうけています。
マイナンバーカードの保険証紐付け(私も作っているのですが)も実現の懸念があります。

マイナンバーカード導入時でも懸念されてきたことですが、個人の情報の特定や流出懸念は大きな懸案事項です。地方自治体が独自で管理していた情報をどこまで守れるのか、ということが議論となります。(国を信用していないわけではないのですが、まだシステムの詳細が国から明示されていないことも懸念要素です)

条例の制定について、国よりも情報漏洩に関して厳しい条例を区で作成した場合も議論に上がったのですが、それをしようとするにも国の情報保護委員会の審査を受けなければならないと。(それなら国よりも厳しい条例を作るのは難しそう)
まだまだ不安要素が多いため、慎重に議論していくことが各自治体に問われます。

次は5.東京オリンピック・パラリンピック
(1)機運醸成事業として
①聖火リレートーチについて都内の各市町村を巡回して展示する。
日程 調整中 場所 区役所2F区民ホール

②レッツチャレンジスポーツ
競技体験会などを実施する 6/26.27

③折り鶴応援プロジェクト
区民の方々や児童、生徒などが応援の気持ちを込めて作成した千羽鶴を選手に贈呈するとともに、折り鶴の巨大アート(!)を制作展示する
区役所2F区民ホール
奥戸総合スポーツセンター

(2)事前キャンプ、公式練習会場

(3)聖火リレー
①オリンピック聖火リレー 柴又
②パラリンピック聖火リレー聖火式
ウェルピアかつしか

(4)競技観戦 
①パブリックビューイング
②コミュニティライブサイト
これが広報かつしか6/15号に掲載済みの内容。組織委員会と連携し、プラネタリウムを活用した映像の投映を実施

(5)子どもたちの競技観戦
東京都との連携事業(学校連携観戦プラグラム等).夢チケット(中学生のオリンピック観戦)
とともに、観客数の上限が示され次第、実施方法などを検討する。

⇧非常に気になる問題です。
正直オリパラに関しては、質問しづらい雰囲気が満載なのですが、そこは敢えて無視して(というか勇気を出して)質問をしました。

先日のG7が決定打となり、開催されることはほぼ確定なので、開催に備えて葛飾区でどれだけ事前にリスクを想定して減らしていくかという観点から話を進めました。

①観客数の上限が示され次第検討とあるが、上限についてどの程度なのか?

答)五千人から一万人程度
まだ詳しくは示されておらず、状況を見ての判断を行う。

②詳しく示されていない、という理由や、
感染リスク等 子どもの健康を第一に考え辞退する自治体が増えている中で、本区は辞退しないのか。しないのであれば、区内でも未だに子どもの罹患が報告されている今の状況下で、直前に迫ってまで詳細が示されていないものに対して、子ども達を安心して送り出すことができるのか。
特に熱中症対策については、都の対策は脆弱に感じるため、参加予定校の子ども達への熱中症に対しての配慮、予防はしっかりしてほしい。

答)水分補給を促し、休みをいれ、密を避け各校に指導していく。責任を持ち行なっていく。(区側の対処をしっかり考えてくださる気持ちは、答え方を聞いていて伝わりました。後は対処の徹底が必要です。)

大人でも今の時期はマスクをしていると室内でも辛い時期。特に公共交通機関を使って移動しなければいけない、歩いて観戦しなければいけない子ども達への配慮。
参加しない、という選択をする保護者の方、子ども達は欠席扱いになるのか?各校の裁量となってしまうのか、そこは明確にしてほしいし、分断が起きないようにしてほしい。
行く子達、行かない子達の間で分断が起きてしまうし、保護者に選択をさせてしまうことで、また分断が起きる。
万一何かあれば自己責任となってしまう。(事前のレクでは万一の場合は保険に入っているという説明を受けています。)

オリンピック観戦という子ども達にとっての素敵な思い出をという計画ではあるが、今の状況下で計画にリスクがある以上は行政が率先して行うことではないと私は考えている。

状況を見て判断するとのことだが、リスクのあることは早い段階で自治体が決断して回避すべき。学校側も準備しなければいけないし、保護者も気にされている。

徹底したリスク管理、シミュレーションを本区が行うことが必要で、それが本区ゆかりのアスリートと子ども達を守ることにもつながる。

保護者の方への説明も含め
開催後の医療体制の再構築、確認も今の段階から所管と連携して強化して頂きたいことを要望しました。