本日3月11日は日本に生まれて暮らしている私たちにとって特別な日です。
今日の東京は春が一気に近づいたような暖かい日でしたが、あの日の東北はとてもとても寒い日で、ニュースで配信されるストーブと灯りが足りていない真っ暗な避難所の映像はそこにいない私たちまでが凍えてしまうほどに悲しく辛いものでした。見ていることしかできないことに絶望的な気持ちになりました。
あの日から10年が経ちました。「もう10年」とか「まだ10年」と、簡単に割り切れるものではありませんし、被災した方も、前に進むために、もう大丈夫と無理に口にする方がいる一方で、時間が経つほど辛くなって静かに隠れて泣いている方も少なくないはずです。
そんな被災者の方の思いを尊重しながら、東北が復興を完了するその日まで、何十年経っても3月11日は立ち止まって過去に思いを巡らす日にしていきたいと思っています。それは震災大国日本に住む私たちに課せられた大切な役目です。
昨日よりまた微振動が続いています(気象庁データより引用)。普段通り淡々と防災意識を高めてまいりましょう。
東日本大震災でお亡くなりになられた方々のご冥福を心よりお祈りします。