ピンチはチャンス  | 本質にフォーカスし、ガイドする|アドバイザーの独り言

本質にフォーカスし、ガイドする|アドバイザーの独り言

世界は大きな変化の時代を迎え、生活様式や価値観も大きく変化する中、
自分自身を生ききることがより大事になってきています。
その為に人類に残されたBG5®の情報について、BG5®研修生の視点で、
他者の潜在能力を認識するアドバイザーとして、感じたことを綴ります。

仕事納めの時季になると

思い出す出来事があります。

 

 

今から十数年前のこと、
私がまだ医療事務の

仕事をしていたときのことです。


思春期に発症した強迫性障害を

やっとの思いで克服した時には

既に三十代も後半。

 

 

仕事を探そうにも
バブルの時代はとうに過ぎ、

田舎で三十代で事務系…となると

就職口はなかなか見つからない。

 

 

自分に何ができるだろうかと考え、

医療事務講座を受講し
資格取得と同時に入社。

 

総合病院に派遣(厳密には

"派遣"ではありませんが)され、
約2年ほどが過ぎた年の暮れでした。


理由も知らされないまま、

「次の人が決まったので年内までで…」
と、突然、病院の事務長から

告げられたんですよね。


事務長やチームリーダーに

理由を聞きましたが、

皆口をつぐんだまま

何が何やらさっぱりわからない。


そのうち、理由に関して

周りから、「ある人の差し金で」と

耳に入ってはきたものの、
それが真実かを

直接確認することはできず、
 

けれど、納得も承服もできない

あまりにも理不尽な出来事に、

最終日(仕事納めの日)の帰り道、

自転車を押しながら

情けなくて涙がこぼれたことを

今でも憶えています。

 

 

当時、私が配属されていた

外来窓口の他の女子スタッフが

ちょうど婚約だの結婚だの妊娠だの

寿退社だののオメデタ続きで、

 

そんな中、自分ひとりが惨めに思えて、

泣けて仕方なくて。
 

 

自分は何故こんな目に

遭わなければならないんだろう…

 


不安や怒りや悔しさや憎しみが

渦巻く中、でもとにかく

次の仕事を探さねばと思いました。



派遣先の病院は切られたものの

会社をクビになったわけではないので、

籍はありましたが、一旦自主退社し、

失業保険を受給しながら

次の派遣先の空きができるのを

待つことにしました。

 

 

その時、

そうだ、これをチャンスに

運転免許を取ろう!

と、思いました。


実は、当時まだ免許を持っておらず、

自転車通勤をしていたんですよね。


若い頃から

クルマというものに親近感が持てず、

車酔いすることもあって、

長いこと、免許を取る意思が

なかったのですが、

 

地元では免許を持っていないと

就職活動にも支障が出るし

お話にならない。

 

 

実際、病院に通っていた時も

自転車通勤は何かと不便で

免許を取りたいと思ったのですが、


週6日フルタイム(土曜は半日)の

勤務では、教習所に通うのは難しく、

諦めていたんですね。

 

 

それが、こうして思いがけなくも

チャンスが巡ってきた。

 

 

そして、

休職中に免許を取ったわけですが…

 

 

 

そうなんですよね。

 

私がクルマの免許を取れたのは

病院を辞めさせられたからこそ、

なんですよね。


 

免許を取りたいと思いつつも、

病院に通っていた当時の私には

仕事を一旦辞めるという選択は

はっきり言って無かったのです。



だから、

派遣先の病院を切られなかったら、

私はまだ、免許を取得できないまま

自転車通勤をしていたはず、

なんですよね。

 

 

 

免許を取ってクルマに乗り始めた頃、

こんなことを思いました。


 

私が病院を切られたその件について、
人を介して耳に入ってきた
「ある人の差し金」という話が

真実だとしたら、

意識するにせよしないにせよ、
「あの人」が

嫌な役割を担ってくれたおかげで、

私は免許を取ることができたんだ。

 

 

自ら休職する勇気を持てなかった私が

こうして免許を取れたのは、

「あの人」のおかげなんだ。

 

免許を取れたことで、

行動範囲も求職活動での可能性も、

格段に広がったことの有り難みを

しみじみ感じた時、

 

病院を辞めさせれた後の私を

しばらくの間支配していた

怒りや悔しさや悲しさや憎しみは

スーッと静まっていったんですよね。

 

 

それは、
希望も想像もしない、

かなりしんどい形ではあったけれど、
「免許を取れるといいのに…」

という私の願いは叶えられたんですよね

 

 

よく、

『チャンスはピンチの顔してやってくる』

と言われますけど、

この経験のおかげで

本当にその通りなんだなと

思えるようになったんですね。



ピンチとしか思えない出来事に

見舞われた時、
ピンチを一段高いところから俯瞰し

今すべき行動につなげていくこと。

 

 

人生はどう転ぶか本当にわからない。

 

だから、決して諦めずに、
その時出来ることを精一杯やる
こと。


そうすることで、

きっと道は開けると思うのです。

 

 

 

あなたがもし、
「もう少しでお正月だってのに、

今まさにピンチなんだよー笑い泣き
と、暗闇の真っ只中にいるとしたら、

 

それはもしかしたら、

ピンチのお面を被ったチャンス
なのかもしれません。


お気楽なこと言うなと叱られそうですが、

大丈夫!

 

 

一度体験すると、

次からはそう思えるようになりますからマイガール

 

 

 

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