ローマ人の物語、亀のようなペースでこつこつと読んでいます。。
前回の
日記はカエサルのところまででした。
その後、共和制ローマは初代皇帝アウグストゥス(オクタヴィアヌス)から密かに帝政に突入。
共和制時代の、元老院(今の国会みたいなものか)+市民集会の意見が絶対というのは
維持しつつ、実質的に皇帝に権力を集め、帝政にしてしまったアウグストゥス。
元老院の皆さんも自分たちも尊重されているので文句も出ず、いよいよローマ最大の繁栄時代が
始まった感じです。パクス・ロマーナってやつですね。
このカエサル→アウグストゥスが凄すぎて、ローマって何て才能に溢れた人達の集まりなんだろう
と思っていたら、やはり同じ人間です。。イマイチな皇帝もいました。
この”隠れ帝政”と呼べるような状況では、皇帝は相当注意深く(=自分が独裁者ではないかのように)
行動しないといけないわけですが、それがわかってない皇帝も中にはいたようです。
作者の塩野さんが言うところの「デリケートなフィクション」ってやつですが、まさにその言葉が
ぴったりですね。
その辺りが「悪名高き皇帝たち」シリーズ(文庫で4巻)に書かれているのですが、「悪名高き」とは
この時代の100年くらい後に著書を残した人の評価がイコール後世までのイメージになってしまって
いるのが原因のようです。
そこを、丹念に一つずつ検証しながら本当に悪い皇帝だったのかを書いていく作者。。
文章力も構成力も素晴らし過ぎます。。
そうして読んでいくと、ネロなんてローマを火事にした悪者っていうイメージだったのが
意外と政治上はちゃんとしていたり、憎めない一面もあったりと、本当に一人一人の
人間性までもがよくわかる内容になっていて、かなり面白かったです。
作者の好みも微妙に入っていて、特に2代目皇帝ティベリウスの評価は高いです。
ネロの死後は、しばらく混沌とした時代が続きますが(「危機と克服」シリーズ)
その感想はまた今度まとめて、、
でもこうやって普通に読書してるだけで、世界史の授業で暗記してた皇帝の即位順なんて
さらっと出てきます。
アウグストゥス→ティベリウス→カリグラ→クラウディウス→ネロ→ガルバ→オトー→ヴィテリウス。。
興味があれば暗記しなくても頭に入るということですね!