Dombyra-dee-dee〜中央アジアの無駄話とスケートとたまに旅行記〜 -13ページ目

Dombyra-dee-dee〜中央アジアの無駄話とスケートとたまに旅行記〜

中央アジアと日本を行き来しているくだらない日常とフィギュアスケートと旅行記など。カザフスタンの話とデニス・テン君の話が多いです。
コロナ禍以降はもっぱら国内旅行の話。最近は自分でも滑るのでその合宿関連多め。

京都2日目は「オタ活」とは全く関係のない1日。ここ数年インスタでよく見る「ハートの窓のお寺」正寿院に行ってみたかったのでコースに入れてみた。調べたところなかなか辺鄙な場所にあり、だいぶ奈良方面に近づくのでついでに「白地図のグレー部分」奈良を埋めに行こうという計画。奈良県は中学の修学旅行以降一度も訪れておらず、GWの旅計画では丸一日コースを計画していたんだけど、今回は動ける日数が少ないのでね…。


というわけで正寿院と奈良の2本立て、更に「鬼滅の刃」のために19時までに宿に戻りたいという縛りがあるため行動は早く。朝7時には京都駅を出発。



正寿院は宇治駅からバスに乗り、最寄りのバス停から山を登ること15分、とのことだったのだが



なんかボーッとしてたら乗り過ごしてしまった!山の反対側まで来ちゃったけど道は繋がってるみたいだからこっちから行こう!



と思って林の中を進んだのだが歩けども歩けどもそれらしきものがない。おかしいなと思って別の地図アプリで見てみたら



場所がちがーう!本当の正寿院はまだ先で、奥山田正寿院口という名前の入ったバス停がちゃんとあるじゃないか!


先程間違えて降りたバス停にあと30分くらいで次のバスが来る。山道を戻ろうとしたところ来た道と違うところを彷徨い、



最終的にこの幼稚園の運動場の敷地内にいた…なぜ…仕方なく柵を乗り越えた。朝からなにやってんだ。



早起きした意味が全くなくなってしまったが、次に来たバスは正寿院へ行くための観光バス仕様になっており可愛い。



朝から無駄に歩いたがようやく正寿院到着。



ハートの窓、やっぱり可愛いー!ハート形って西洋のものかと思っていたけど、猪の目と言って昔から日本にもある形なのだとか(意味は心臓ではない)。



正寿院、天井もかわいいです。



私のお気に入りはカザフカラーのこちらです。なんかこれだけ異国っぽさがあってかっこいい。



正寿院は風鈴のお寺としても有名。でも台風のために取り外してたそうで、再度取り付けるのが間に合わず半分しかないとかHPに書いてあった。全部外して全部またつけるの、大変ですよね…。



バスの本数が少なく次まで1時間近く時間がある。宇治といえば宇治抹茶。途中にあった茶園でお茶飲みながら茶畑を見学できるところがあったので寄ってみた。歩いているとしっぽの青いトカゲを頻繁に見かけてかわいい。



お昼くらいには奈良に移動している想定だったが、思いがけないミスで正寿院への移動に時間をかけてしまった。結局奈良に着いたのは14時近くになってから。奈良公園に行くには近鉄奈良駅の方が近いが、接続が悪かったのでJRで来た。また、歩くか…。



お腹が空いたのでまずは「ならまち」をてくてく。こういう通りにあるオシャレ古民家カフェとかでごはん食べるのが好きだ。



行きたかったお豆腐のお店は予約で満席だったので通りがかりのオシャレカフェ「PAO」へ。地元の食材を使ったカレー。奈良野菜が美味しい!!



時間があれば奈良公園内をくまなく歩き回って見所ぜんぶ見るつもりでいたが、時間も体力も足りないので東大寺と春日大社に絞ることにした。まあ、鹿さんを見れれば私は満足だ(笑)。



東大寺の大仏さまは中学生のときも見ている。どうやって作ったかとかも教科書に書いてあったような記憶があるけど、1000年以上前にこんな巨大なものを作る技術があったんだなあ。



続いて春日大社へ。こちらはたぶん中学生の時には訪れていないはず。無数の灯籠が神秘的で、不思議な気分になってくる。



帰りは近鉄奈良駅から。鹿さんは公園外にも普通にいるしこんな車道で余裕の休憩。奈良の鹿さんたちの行動限界はどこなのだろうか…?


かなり駆け足だったが時間内に宿まで戻ってこれた。28000歩も歩いてしまったのでお酒を飲もうという気力もなく、コンビニのサラダ食べながら鬼滅の刃見たのだった。健康的だな、今回の旅。












GWに京都に行く予定だったのです。「るろうに剣心」の映画新作プロモーションに合わせて現地で行われるスタンプラリーと東京でも行われた「るろうに剣心展」の京都開催に合わせて。が、緊急事態宣言でどちらも開催期間が極端に短くなったため日程が合わなくなってしまった。


で、今回、るろ剣関係のイベントはやっていないが次まとめて時間取れるのがいつかもわからないのでリベンジ京都旅をすることに決めた。


今回も緊急事態宣言下なので本来行くべきではないのだが、もう一つ行きたい理由があり。


それは9月26日まで尼崎で開催されている「尼子騒兵衛展」。忍たま乱太郎の原作、「落第忍者乱太郎」の漫画家さんの作品展。落第忍者乱太郎も子供の頃読んで大いに笑わせて貰ったけど、数年前に尼子先生が脳梗塞を患い連載終了したと聞き大変心配していた(幸いにも回復されたそうで今回もご本人が出演されるイベントもあったらしい)。関西に行くこのタイミングで展示会に行っておきたかったのだ。


今回は平日は仕事するのもあり9日間ずっと同じところに滞在する。移動がないと予定を色々入れ替えられるので、その日の天気や体力などと相談しながら仕事の合間に京都を散歩する、住むような気分で旅をする、予定。


いつものパターンで夜に移動するので、到着日は朝から動くことができる。その利点を活かし、初日はまず早朝から解放されている清水寺に行くということは固定していた。


イベント自体は参加出来なかったものの、今回も「るろうに剣心」に絡めたテーマで廻るつもりで計画していた。初日の参考にしたのは剣心ツアー

というサイト。もう10年以上前に更新が止まっているサイトだけど、アニメ版のるろうに剣心に登場した場所を中心にコースを提案してくださっている。


台風の進路に真正面からぶつかりに行くような移動になり心配していたが、途中のサービスエリアで少し強い雨に降られた以外はさほどでもなかった。朝5時半に京都駅に着き、すぐに地下道に逃げてコインロッカーに荷物を預けたが、地上に出てみると既に傘をささなくても気にならない程度の小雨になっていた。地元の人の「もう通り過ぎたみたいやな、思ったより大したことなかったな」と話す声が聞こえた。



206番バスに乗り、五条坂バス停から歩いて清水寺へ。朝6時台の清水寺周辺は本当に人が少なく、少し待てば誰もいない清水の舞台を写真に収めることができる。


京都に来るのは今回で4回目。しかし、1回目は中学の修学旅行、2回目、3回目は全日本選手権なので純粋に自分で計画しての観光は今回が初めて。修学旅行でも清水寺は訪れていて、途中の売店で新撰組の羽織買ったっけなー。あれからン十年経ってまた同じ趣味を持つことになるとは…。



今回は早朝の訪問なので店はどこも開いていないが、三年坂を下っていく。剣心ツアーのサイトにもあるけど、ああ確かに原作でもこんな感じの石畳の階段を通っていたなあ。



そのまま進むと不意に現れる八坂の塔へと続くこの景色が、ああ、京都だなあ!「エモい」という言葉が浮かんだ。



これがスタバですよ。言われなきゃわからないレベルですよ。


この時点ではまだ開店前だったので、このまま八坂の塔を超えて一度大通りまで出てコンビニへ忘れたものの買い出しへ。その後、次の目的地の開館までの間スタバで時間潰すために戻った。



二年坂のエモすぎるスタバは中もすごかった。和の個室がいくつもあってこれは中に入ってもスタバであることを忘れる(そしてサンドイッチ系をあまり欲さなかったので朝からケーキ食べる…)。



9:30頃、霊山護国神社へ。ここには坂本龍馬、中岡慎太郎を筆頭に数多くの維新志士が眠っている。



上部には木戸孝允こと桂小五郎、隣には妻となった幾松のお墓も。高杉晋作もあるんだけど、あまりに蚊が多くて脚がボコボコになってしまったため見つけ出す前に退散…。



退散した所で、麓にある霊山博物館がちょうど開館時間を迎えた。幕末に関する資料が展示されていて、普段博物館系はサラッと流してしまう私ががっつり2時間時間割いて見学してしまった。


私の記憶は坂本龍馬暗殺の犯人は不明と習った所で止まっているが、資料館には龍馬暗殺に使われたとされる小太刀が展示されていた。京都見廻組説が有力なのか…知らなかった。博物館の中は撮影禁止で、発覚した場合はデータ消去と厳し目のことが書かれている。


この博物館には新撰組の島田魁の日記が保管されていて、そこから読み取れる情報も多いようである。ありがとう島田魁…。あとは大河ドラマに因んで渋沢栄一を中心とした展示が行われていた。



博物館で時間を使いすぎたため巻き気味で高台寺へ。というか、高台寺は豊臣秀吉関係だから幕末からは外れるんだけどなんでコースに入れてたんだっけ?と自分で忘れていたが、月真院が新撰組と袂を分けた御陵衛士の屯所だからか。



八坂神社で観光午前の部、終了。といっても13時過ぎてるのだけど。



午後の部に入る前に昼食。ごはんやお茶は普段見てるインスタとかで映えてるところからその日の行動範囲にあるものに行ってみようと思っていた。この日は鴨川沿いに出て、先斗町を通り抜けて先、「かもしぎん」の鴨のひつまぶし。これは鬼肉丼という肉増しバージョンで、インスタにはこの写真がズラリだった。鴨、キルギスいた時には安価で使い勝手が良かったのでよく食べてたけど、日本ではそんなにないなあ。旨し。


午後の部は体力があれば剣心ツアーのサイトのコースC、南禅寺コースに突入しようと思っていたのだが、私の体力は問題ないがスマホの体力が…既にポータブルバッテリー2つ使っても限界なので、電源のあるカフェで休憩することに。



充電が復活して南禅寺に着いたのは16:30。この南禅寺周辺はアニメ版るろうに剣心のエンディングで雨の京都を色々映す映像が使われてる中にあったらしいが、覚えてないや…。



山縣有朋の別荘、無鄰庵は間に合わず。残念。結局ちょっと散歩気分のつもりが初日からめっちゃ詰め込んでしまった。



京都駅に戻って荷物を取り、駅から徒歩10分ほどの宿へ。決め手はこれです、バストイレ別に洗濯機付き。長期滞在にこれはとても助かる上に8泊で2万円以下というリーズナブルさ。滞在中、掃除、アメニティ交換が入らないがフロントに掃除機もタオルの替えもある。


「住む」感覚なので、夕食は質素に。キッチンがあれば自炊したいけど無いので春雨スープとサラダ。鬼滅の刃が見たいのでさっさと帰ってくるし、健康的な生活だ。













私がわりと細く長く追いかけているミュージシャン、エルキンの新アルバムがリリースされました!わーい!


エルキン王子については何回かここで書いているが、一応おさらいしておくと、新疆ウイグル自治区出身の歌手・ギタリストで、ウイグル民謡とフラメンコを融合させた音楽を主に発表しています。


私がデニスきっかけでカザフスタンに興味を持った後、中国、新疆に住むカザフ人の情報なども追い始めた時にテレビ番組「中国神秘紀行」のテーマソングを歌う歌手として知った。その後、日本から北京へ、キルギスからウルムチへ、過去2回そのパフォーマンスを観に行っている。




彼の演奏で知ったウイグル民謡「Terek Bostan」は「私がスケーターだったら使いたい曲」に常に名を連ねている。(←別バージョンの演奏も彼のYouTubeチャンネルにあるんだけど、私は上のフラメンコバージョンが好きなのです)Erkin Abdullawww.erkinabdulla.comリンクyoutube.com



近頃のウイグル情勢などもあり数年前に家族でアメリカに移住し、今回はアメリカに拠点を移してから初のフルアルバムとなる。中国時代のアルバムもアメリカ行ってから再配信されてるけど、新作は実に8年ぶり。


というわけで、課金してダウンロードしましたー!というのも、中国時代は公式サイト(だったと思うが)から自由にダウンロード出来たのよね(入手出来たものはCDとDVDも持ってるけど)。


Erkin Abdullaの「Eagle」アルバム・2021年年・15曲リンクmusic.apple.com


新作はこちらでーす!


中国での相性が「ギター王子」だったエルキン王子もイケオジになりましたなぁ。



なお中国時代は艾爾肯(Arken)表記だったので私のライブラリだと別人扱いになっている。ウイグル人は苗字がないので、アメリカ行ってからのErkinAbdullaのファミリーネームはお父さんの名前だと思う。

で、8年ぶりの新作、全体的に柔らかく、しっとりした感じになったなぁという印象。ギターの音が前作までと違って、深く柔らかい感じだなと思ったんだけど、音域的にたぶんバスギターを多用しているのかな。アメリカ行ったことで共演するアーティストもウイグル音楽家中心ではなくなったので、ピアノとかも効果的に使われていた。(以前もピアノは使っていたけど、主にウイグルポップス寄りの曲でのみ出てきた印象)。

あと1番の違いは中国語詞の曲がひとつもないことだな。そりゃ、ウイグル音楽をアメリカでやるのにわざわざ中国語で歌う必要ないもんなあ。私は中国語もウイグル語もまるっきりわからないが、ウイグル音楽にはやっぱりあのひとつの音符に子音がいっぱい入ってる感じがハマるなあと思う。

5月にアメリカの大学の企画でオンラインコンサートやってて、それ見た時になんか知らない曲けっこうあるな⁉︎と思ってたんだけど、このアルバムのために準備してた曲だったのね。暫く表立った活動が見られなかったのでアメリカでもこうして活躍していることがわかって嬉しい。コロナが落ち着いたら現地でまた生演奏を聴けることを楽しみにしていよう(というか、そういうきっかけがないと私は自らアメリカに行くことはなさそうな気がするので…)。

朝起きてカーテンを開けてみたら、晴れていた。あら?熊本はもう台風抜けたのかしら?天気予報ではもうすぐ温帯低気圧に変わるが勢いは変わらないので警戒が必要と言っているが…。福岡から飛ぶ予定の便も見てみたが、どうやら欠航にはならない模様。


宿は一応10時チェックアウトだが12時くらいまでに出ていれば大丈夫とのことだったので部屋で朝ごはん食べながらゆっくりと荷造りする。


一応熊本まで来たし雨でも楽しめるところは、と調べたところ昨年も行った熊本城の麓にある観光施設「桜の馬場城彩苑」が出てきた。ここにあるTENTEというお店の「くだモン」、去年は食べたいと思いながら現金節約のために我慢したところ熊本のインスタ映えスイーツとして紹介されてたのを帰ってきてから見つけたので、今回もう一度行って食べるのはアリだな。


そう思って泊まっていたマンションを後にしたのだが、歩き出して他の考えがフッと浮かんでしまった。


雨はやんだもののまだ厚い雲がハイスピードで流れている熊本市内は日が当たらないので比較的涼しく、外にいると体に当たる風が気持ち良い。これ、田原坂歩くなら今日なのでは?資料館はやってないけど熊本市役所から「年刊田原坂」は送ってもらえることになったし、今日逃したら逆にモチベーション失って田原坂二度と行かないのでは?


しかし、今日は帰りの飛行機の時間までに福岡空港まで移動する必要があり、今から田原坂の回りたいところを全部回ると時間が微妙だ。天気もまだ不安定、福岡への移動手段がなくなっても困るし…と迷いながらとりあえず熊本城とは逆方面の熊本駅へダラダラ歩いているうちに再び大粒の雨が降ってきたので諦めがついた。


昨年の熊本旅でやり損ねたこととして「あか牛丼を食べる」というのもあったので、お昼は駅近くにある城粋というお店に行こうと思っていた。が、臨時休業。調べてみると熊本城近くの「あか牛Dining yoka-yoka」というところもランチであか牛丼を出しているので、結局市電に乗ってもと来た道を戻る形で熊本城方面へ向かった。



というわけでランチはあか牛丼。うまうま。そして食べている間に外は土砂降りになってしまったので、雨宿りのためゆっくりめに食べる。



雨が止んだようなので会計して外に出た。せっかく近くまで来たので「桜の馬場城彩苑」にも寄ってみる。




こちらでも去年食べ損ねた「くだモン」をいただく。ソフトクリームの上に丸くカットしたフルーツがごろごろ乗ってて、これは映えるよねえ。


食べ終えて時間は14時すこし過ぎ。ここでまたフッと考えが浮かんでしまった。田原坂周辺の私が行きたかったところは木葉駅〜田原坂駅〜植木駅の2駅間なのだが、田原坂資料館を過ぎるとそこから植木駅までは植木駅近くにある束野孝之丞のお墓以外に特に行こうと思う場所がなく、ただ一駅徒歩で移動するだけになるのだ。束野のお墓だけ今行っちゃえば次回(があればだけど)は木葉〜田原坂間だけになるから体力的な負担が減る。


本数の少ない鹿児島本線、熊本から植木で一度降りても比較的駅から近い束野のお墓なら次の電車に乗って福岡空港向かえばじゅうぶんに間に合うのでは?と思い、急いで熊本駅へ戻った。


次に熊本駅を出発する電車は14:47、植木へは15:00着。その次は15:28に植木を出る。



というわけで田原坂の一つ手前、植木で下車してしまった。運悪くまた少し雨がパラついてきたけど気にしている場合ではない。駅から近いといっても10分くらい歩きそうなのでギリギリの行程だ。



いきなり細い上り坂が山に入っていくのでへこみそうになる。いや、西南戦争当時の官軍も薩摩軍も、もっと整備されてない山道を草鞋で歩いてたんだから…。



細い道を登り切ったら住宅街を歩く。



薩軍墓地の案内板を右に曲がり、ビニールハウスの間を通っていく。



ビニールハウス道の奥にの小高くなっているところが荻迫台場跡で、ここに薩軍の墓地があった。



その左隣に束野の慰霊碑がある。右側にある壊れかけた墓石が束野の墓とされているが、名前は「東野」となっている。


束野孝之丞は15歳で戦死した薩軍少年兵で、田原坂民謡に出てくる「馬上ゆたかな美少年」のモデルの一人と言われている。「年刊田原坂」では主人公のオリジナルキャラクター山口雄吾が弟のように慕っていた戦友という設定で表紙にも登場していた。


勝者の官軍、敗者の薩摩軍…どちらにしろ、こういう若い命の犠牲の元に近代日本が作られて行ったんだなあ…。


手を合わせ、墓地を後にする。感傷に浸っている時間はない。地図を見ると反対側の道からも植木駅に帰れそうだったが時間がないので冒険するのはやめ、もと来た道をほぼ競歩状態で戻った。戻ってすぐ電車到着のアナウンス。ギリギリだった。


またオシャレ電車カフェのある大牟田で乗り換え。少し時間があるので終点の天神で充電がてらカフェにでも寄ろうかなと思ったが席が空いていなかったので断念しそのまま福岡空港へ向かった。チェックインを済ませ、空港内のスタバで休憩しているうちに19:30ギリギリになってしまったので慌てて移動。



というのは、空港内のレストランも今は20:00で閉まるので19:30がラストオーダーなのだ。滑り込みセーフで博多一幸舎に入った。博多ラーメンのためにこの旅の間ずっとラーメンだけは我慢してたから…(笑)



羽田着が22:45なのでフライトが遅れた時が心配でホステルを予約していた(写真は翌朝撮影)。結果的には帰れたけど、せっかくだし泊まって帰る。ここもフロントが常駐しているわけではなく22:00以降は裏口から入って自動チェックインということでその日の認証コードが送られてきていた。


到着するとフロントさんがちょうど帰られるところで、入れてもらうだけ入れてもらってあとは機械でチェックインお願いしますとお帰りになったが、まさかの自動チェックイン機が支払いした後に故障でカードキー出てこず…!これには青ざめたが幸い電話したらすぐに戻ってきてくれた。



ホステル、出来てまだ1年(というか旅行者激減であろうこの時期によく作ったなぁ…あとで調べたら京急グループ経営らしい)ということでとても綺麗だしオシャレだった。安くても清潔なところなら、いつもと違う環境で寝るだけでもリフレッシュできるなあ。



帰宅するとちょうど年刊田原坂が届いていた。今回は行けなかった田原坂、今度こそは…!












朝。とりあえずチェックアウトの9時に間に合うように起床。窓の外を見てみると、唐津の空は台風の気配もなく晴れ渡っている。が、熊本市の天気を見るとやはり15時頃から降水確率100%になってるので、田原坂を歩くのは無理だな。というより、前日の疲れで最早歩くという選択肢はなくなっていた。仮に晴れていても、田原坂資料館が休館中なので途中で涼を取れる場所が無いのはキツすぎる。


熊本で泊まる宿はマンションの一室で、フロントが常駐しているわけではないのでチェックイン時間を予め指定してオーナーと落ち合わなければならない。前日の時点でチェックインが大幅に早まるという連絡はしていた。9時にチェックアウトして、10:02の電車に乗ると熊本駅到着が14時少し前。駅で昼食食べて夜の買い出しして向かえば15:00ちょうどくらいにチェックインできそうかな。電車に乗るまでに少し時間があるので、宿の近くにある高取邸を見学してから行こうと思っていた。


が、高取邸に行ってみるとオープン時間は9:30。準備していたスタッフさんに「県外から来られたのなら見て行った方が良いですよ」と声をかけていただいたが電車の時間に間に合わないので泣く泣く去った。



代わりに近くにあった屋敷「埋門の館」に行ってみたが、ここは平成になってから周りの景観に合わせて造られた建物で、予約制で会議や発表会が行われる公民館のような役割を果たしているらしい。人が集まるところなので「県外からのお客さまは御遠慮願います」と書かれていたが「今は誰も使っていないのでどうぞ」と入れてくれた。



歴史的建造物じゃないとはいえ、こんな公民館素敵よねぇ…。なおここのスタッフさんによるとユーリオンアイスの後に唐津を舞台にした別のアニメが放送されたらしく、近年はそちらの聖地巡礼するファンが多いらしい。


埋門の館を後にし一度は駅に向かったが、今後いつ来るかわからない唐津、どうせ熊本でやることないし今のうちに高取邸見ておこうかなという気がふつふつと沸いてきて、もと来た道を戻ることにした。



というわけで舞い戻った高取邸。前回の角館の影響でてっきり武家屋敷かと思っていたが、高取伊好氏は江戸時代末期生まれで明治〜大正に炭坑で財を成した実業家で、ここは明治に建てられ大正、昭和に増築されたものだった。



要するに明治の大富豪の大豪邸。中は撮影禁止だったが、舞い戻ってきた私をよほど興味があるのだろうと思っていただけたのかガイドさんが立ち入り禁止の部屋とかまで「大サービス」と見せてくれた(サマルカンド・レギスタン広場のミナレットみたいに皆にそう言ってるんだろうかw)。高取氏は能を嗜んでいたそうで、自宅の中に能楽堂まであった。なお素材保護の観点から中にエアコンがないのでめっちゃ暑い。スタッフさん大変だな。


たっぷり見学して、唐津駅からは当初の予定より1時間後に出発。周遊において同じルートを通るのは私的に美しくないので佐賀経由で行きたかったが、この時間だと接続が悪いので一度博多に戻るルートになってしまった。到着は15:12予定。こりゃお昼は乗り継ぎの合間にコンビニだな。アパートのオーナーさんには16:00頃到着と伝えた。


天神で西鉄に乗り換え熊本との境、大牟田まで行く。大牟田駅に着いた時には雨は本降りになっていた。



大牟田駅には昔の車両を使ったオシャレカフェが!



乗り継ぎに少し余裕があったので、ここで昼食用にフルーツサンドをテイクアウト。



オシャレー!うますー!こういうオシャレカフェでの偶然の出会いも旅の楽しみ。



大雨の田原坂を下車せず素通りする。ああ、次回こそは…!田原坂だけなら突然思いたって週末弾丸も可能だから資料館が再開したら天気と相談してまた来よう。



熊本着。くまモンと10ヶ月ぶりの再会(笑)。



熊本では前回ちゃんとは食べれなかった馬刺しをつまみに日本酒を浴びるように飲みながらオリンピックの閉会式見ようと思ってたのでw、駅ビルにある菅乃屋でテイクアウト用の馬刺し弁当を買うつもりでいた。が、売り切れ!いや、それ以前に今日からまん防で休業らしい。



お土産屋用の店舗は開いてたので、そちらの冷凍の馬刺しを買い、わざわざコンビニでチューブにんにくまで買った。


熊本駅の外に出ると傘が意味をなさない程の大雨。市電で2駅先が最寄りとなるマンションにたどり着き、オーナーから鍵を受け取った。



部屋に入るとまず洗濯機回しながらお風呂。アパートだと洗濯機あるので、歩き回って汗まみれになった服を臭いまま持ち帰らず済むのが助かるなあ。



スッキリしてオリンピック閉会式に備える(熊本気分出すためにくまモンの枡買ったw)。ペースが早すぎて閉会式中盤で既に「酒が足りない」となったが外が土砂降りすぎて向かい側のコンビニに行く気になれず断念した。馬刺しもあっという間に完食!ああ、弁当食べたかったなあ。


うーむ、雨で何もできなくてもこういう楽しみ方もあるなあ。北京オリンピックも現地には行けなそうだし、集中して見るためにテレビと洗濯機のある宿に籠るのもいいなあという選択肢ができた。