ゴールデンカムイスタンプラリー2022 第二弾1 | Dombyra-dee-dee〜中央アジアの無駄話とスケートとたまに旅行記〜

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中央アジアと日本を行き来しているくだらない日常とフィギュアスケートと旅行記など。カザフスタンの話とデニス・テン君の話が多いです。
コロナ禍以降はもっぱら国内旅行の話。最近は自分でも滑るのでその合宿関連多め。

ゴールデンカムイARスタンプラリー第二弾。今回はSWの前半3連休を使って鯉登エリアと尾形エリアを行く。

 

最初にコースを決めたのは2週間前の稚内旭川ではなくこちらの方だった。今回の対象スポットのなかでもとりわけ興味深かったのが二風谷とウポポイ。知床が3日間では厳しいと断念したので、代わりにこの日程を使うならば登別まで足を伸ばせそうとコースを組んでみた。調べてみると二風谷のアクセスが厳しく、今回もまたひとつ狂ったら目的地に辿り着けない設定だ。

 

今回は千歳発着なので時間をめいっぱい使う&節約のため行き早朝発・帰り深夜着のLCCで行く。仕事が長引いてしまったので23時過ぎに前泊する空港直結のカプセルホテルにチェックイン。飛行機は6:30発だがホテルとターミナルが違うので余裕を持って4時に起床した。

 

台風が近づいているのか心配だが行きは穏やかなフライト。新千歳に降り立つとやっぱり厚い雲に覆われていてちょっと不穏な空模様。

 

新千歳空港から札幌向かわずに南千歳で乗り換える。苫小牧は10数年前にスケート関係で来たことがあるが、その時は真冬でものすごく雪深かったことだけを覚えている。あと乗り換えの南千歳で降りてアウトレットではしゃいだなぁ。が、肝心の苫小牧駅周りのことは何も覚えていなかったので、駅から出るとバス乗り場を探すのに右往左往。25分あるのでカフェとかで軽く朝ごはんできるかなと思ってたが全然無理だった。というかカフェなんて無いな。

 

本日の最終目的地は二風谷。土日は苫小牧から二風谷にたどり着けるバスが1本しかなく、行ったらもう帰る手段がないので泊まるしかない。地図見ると本当に何もなさそうだったのでコンビニだけ寄って夕飯用にカップラーメンなどを購入しておく。二風谷への乗り継ぎポイントとなる平取行きのバスが11:25苫小牧発なのでこの間に苫小牧の対象スポット、苫小牧市立美術博物館もねじ込むことにした。苫小牧市美術博物館も駅からは離れていてバスで行くのだが、上手い具合に最寄りのバス停が平取行きバスの停留所にもなっているので駅まで戻る時間が省けたためコースに入れることができた。

 

苫小牧駅から21番のバス(の他でも行けるらしいが)で最寄りの出光カルチャーパーク停留所まで行く。博物館へ向かう前に、次に乗るバスがここを通るのかをリサーチ。

 

 

 

なんと出光カルチャーパークのバス停、東西南北の4箇所あってしかも工事の関係でルートが変わった?ぽいので、調べておいて正解だった二風谷へは途中の平取行きのバスに乗るのだが、今駅から乗ってきたバス停ではなく「西」で乗らないとならない。図がシンプルすぎて「西」がどこだかわからずちょっと離れて散らばっている四方の停留所を全部見て回るはめになってしまった。「西」は近藤商会というところの前のバス停。

 

バス停確認作業を終えて博物館へ。ここで取得できるのは鯉登少尉のAR

 

 

 

いつのまにか私の一番の推しになってた鯉登ちゃん、やだーARバラ持ってる可愛い〜!博物館のあるカルチャーパークは既にうっすらと紅葉して秋模様だし、なんだかデートしてるみたいな絵が撮れたじゃないか!

 

 

 

博物館は常設展と期間展があったが、時間がないので常設展のみ。入るとバナーも鯉登少尉だった。かっこいい。なお館内の展示は撮影OKだが、帰りに何を何枚撮ったか申告書を書かなくてはならない。

 

 

 

近郊の静川遺跡の発掘により明らかにされた縄文時代の生活、アイヌの文化、そして和人がこの地に来て開拓していく歴史が展示されていた。野田先生のサインもあった。

 

 

 

 

またスケオタとしては苫小牧市のスケートの歴史が興味深かった。沼に良質な天然氷が張る好条件が揃っている苫小牧は昔からスケートが盛んだったようだ。スケートそのものがヨーロッパから日本に伝わったのは明治時代だが、氷上を滑るということ事態は江戸時代から行われていたんだな。リンクも市内に4ヶ所ある。

 

少し余裕を持って11:15ごろに博物館を出た。平取行きのバスはほぼ定刻に到着。ここから約2時間の路線バス旅。北海道、路線バスの走行距離も長いな。寝不足なのでバスの中ではほぼ寝ていた。

 

平取で13:15に下車した後、13:35発の予定が少し遅れて日高ターミナル行きのバスがやってきた。このバスで二風谷の「資料館前」というバス停まで行く。時刻表だと一駅ぽかったので歩けるんじゃないかと思っていたが、徒歩だと1時間くらいかかるので不思議に思っていたのだが、間に時刻表に書かれてないバス停がたくさん存在していた。

 

 

 

そうしていくつかの停留所を経てたどり着いた二風谷コタン、広大な敷地にチセが点在していてまさにコタンだ!が、お腹が空きすぎたので先に昼食を摂りに行くことにした。バスを降りたところにあるランチハウスBEEがオオウバウリを使った料理などアイヌの料理があるとのことだったのだが、定休日だった。残念。仕方なく、500mほど先のドライブインユーカラというところに行く。ここは普通の食堂という感じだが、平取は豚肉が有名らしくここの豚カツも評判が良いという口コミを見たのでカツ丼を頼んでみたらめちゃめちゃ美味しかった。

 

 

 

 お腹が満たされたのでコタンに戻る。ここでは尾形上等兵のARが取得できる。チセと尾形が組み合わさるとどうにも物騒だな。

 

 

コタンの奥にある資料館では二風谷のアイヌ文化を継承していくための活動の様子が見て伺える。現地の方々が集めたアイヌの道具や衣装などがスタイリッシュに展示され、入り口のシアターではこの地でアイヌ語の教室が開かれたり、丸木舟「チプ」の儀式も現在はお祭りとして毎年開催されていることなどがビデオで紹介されていた。

 

 

またアイヌの手仕事を現代アートとして蘇らせる職人もいる。敷地内にあるいくつかのチセでは中で職人さんが民芸品を作っているところを見学できるようになっている。そのうちのひとつで職人さんと少しお話した。二風谷地区は人口の7割がアイヌの血を引いているが、アイヌのアイデンティティを持って生活しているのはここで働いている人たちだけだと仰っていた。今でも差別があるため、多くの人は日本人として生活してるとか。現在は親からもらうアイヌ名というのはないが、芸名的にアイヌ名を名乗るアーティストもいるらしい。また、職人に貝澤さんという苗字がやたら多いのはこの近くの川で貝が取れたことに由来し、明治時代に役人が面倒臭がってこの辺の人に全員「貝澤」姓を与えたからで、全員が親戚関係というわけではないそうだ。

 

 

なお平取町ではスタンプラリーとは別の金カムイベントも開催されていた。コタンはじめ各地に謎解きが用意されているようで、パッと見だと全然わからなかった(謎解きは撮影OKだが拡散禁止)。これをやりにもう一回来ようとか思っちゃうじゃないか

 

 

続いてもうひとつの対象スポットになっている萱野茂アイヌ資料館へ向かう。こちらはコタンと交差点挟んで反対側に少し歩いて行ったところにある、萱野氏が生前個人的に集めていたアイヌ資料が展示されている。個人資料館にありがちな昭和な雰囲気と圧の強い誘い文句がお出迎えしてくれる。

 

 

 

1階は萱野氏の紹介とアイヌに関する展示が中心。現在も二風谷コタンで行われているアイヌ文化の継承の礎を築いたのが萱野氏だ。

 

 

2階は世界の少数民族に関する展示を集めたカオス空間だったが、こう見るとやはりロシアに様々な民族がいるおかげでほぼ名前知ってるな。

 

 

 

本日の宿はこの資料館敷地内あるゲストハウス。萱野茂氏のお孫さんが経営しているようで、彫りの深いアイヌらしい目元がお祖父様そっくりだった。動く手段がもうないので、ここに泊まることは自動的に決定していた。苫小牧で予想したとおり本当に売店ひとつないので、カップラーメン買ってきて正解だった(ゲストハウス内でもカップラーメンとレトルトカレーは販売されている)。共同フロアにテレビもないし、やることもないので今日は早く眠れそうだ。



 

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