ゴールデンカムイスタンプラリー2022 第一弾1 | Dombyra-dee-dee〜中央アジアの無駄話とスケートとたまに旅行記〜

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中央アジアと日本を行き来しているくだらない日常とフィギュアスケートと旅行記など。カザフスタンの話とデニス・テン君の話が多いです。
コロナ禍以降はもっぱら国内旅行の話。最近は自分でも滑るのでその合宿関連多め。

ゴールデンカムイのスタンプラリーに全振りすると決めた今年度後半の旅、第一弾は月島エリアの稚内、名寄、鶴見エリアの士別を2日間で駆け抜ける。


普段の国内旅は夜行バスやら早朝のLCCやらで朝早くから現地で動くパターンが多いが、稚内行きはその手段がないので遅めスタート。10:45発のANAで稚内空港へ向かう。


機内でうとうとしているうちに飛行機は高度を下げ、日本最北の海岸線が視界に入ってきた。ほぼ定刻に稚内到着。空港から市内・フェリーターミナルへのバスは発着便に合わせて出ているが、普通の路線バスの大きさなのでトイレに行っている間に満席になっていた。私が乗った後にもどんどん人が入ってきて、ついに満杯に。隣にいたご夫婦が「これ乗れない人どうするんだろうね」と話していたがその後2台目を手配したというアナウンスがあった。2台目が来るのは15分ほど後で、これは終点のフェリーターミナル直行になるとのことだった。


私はこのただでさえ時間の少ない今回のスタンプラリーに宗谷岬もコースにねじ込むつもりでいた。宗谷岬を経由するバスは稚内駅から出るのだが、空港からのバスに駅方面まで乗って行くと乗り継ぎが微妙なため、途中の潮見5丁目で乗り換えると余裕ができると宗谷バスのHPに書いてあった。もし2台目のバスにしか乗れなかったらこの乗り継ぎがアウトになるところだった。




バスは13:05頃に潮見5丁目に到着。降りたところは普通のバス停だったが、宗谷岬方面のバスは元来た道を戻る形になるので向かい側のだだっ広いバスターミナルに移動する。待合室で宗谷岬までの切符や高速バスのチケットなども取り扱っている。潮見5丁目から宗谷岬までの運賃は駅から乗るより安くなるが、それより駅⇆宗谷岬間の往復チケットを買った方が合計は安くなるそうなのでそちらを購入した。


30分弱待ってターミナルにバスが入ってきた。駅から乗ってきている人たちで既にほぼ満杯。空港からバスを使って宗谷岬に行く場合、駅まで行くと間に合わないかもしれないけど途中のバス停で乗り換えると座れないのかこれは難しいなあ。


バスは先程の道を戻り、途中から分岐して海辺の道をずっと走る。14:10ごろに宗谷岬に到着。終点ではないが、多くの人がここで降りた。


天気は快晴。気温は予報では2223度だったので薄手の長袖を着てきたが、日差しが強いのでそれより暑く感じる。バスを降りると写真でよく見る最北端の記念碑が目に入った。




記念碑ではお互いに撮影の邪魔をしないように皆ポジションを譲り合って写真を撮っていた。記念碑の後ろに回り込むと海の青だけが広がっていて、その先にうっすらと島の影が見える。サハリン、あんなに近いんだな。稚内に来る時はサハリン航路のフェリーに乗る時にしようと思ってたのに、今の情勢じゃ再開はいつになるやら。


帰りのバスは14:55なので、どこかでご飯を食べている暇はなさそうだ。30分ほど前から既にバス停には人が並び始めていたので、今度こそ座れるようにさっさと観光を切り上げ並んでしまうことにした。お腹は空いたけど、それを想定して羽田空港で買っておいたおにぎりで凌ぐ。


戻りのバスはここが始発ではないがガラガラだった。案の定ここでぎゅうぎゅうになったので早めに並んで席を確保できて良かった。


駅前に戻ってきたのは15:50頃。一息つく暇もなく、10分ほど歩いた先にある樺太記念館に行く。最終入館が閉館17:0020分前らしい。それには間に合いそうだけど見学時間も確保したいから急がなきゃ。もしかしたらひとつ前の停留所で降りたらちょうど良かったのかもしれないがそんなことは頭からすっかり抜け落ちていた。





樺太記念館は道の駅ならぬ「海の駅」の2階にあった。ここにきて初めてロシア語表記を見かける。駅のレストランとかは終わっちゃってたけど、宗谷岬をスキップしてればここでランチを楽しめたかもな。まあ仕方ない。



入り口でさっそくARを起動して月島を呼び出す。中に杉元のパネルがあったのでAR月島を並べて撮ってたら係の人が撮影してくれて、標石やキツネ小屋など金カムに登場したサハリンの風景が展示されているところを教えてくれた。




標石はこの記念館にあるのはレプリカで、本物のうちのひとつは根室にあるそうだ。標石があった場所には現在は土台しかないらしいが、当時の国境線を巡るツアーとかもあるようで興味あるな




閉館ギリギリまでビデオ展示などを見て過ごした。全然知らなかったけど巨人・大鵬・卵焼きの大鵬ってサハリン出身でお父様がウクライナ人なのね。戦後の引き上げ船に乗って北海道に来たが、お母様が船酔いで予定の小樽ではなく稚内で下船したために沈没を免れたって、すごい話だなぁ


樺太記念館の後は稚内市内のもうひとつの対象スポット、北方記念館に直行しようと思っていたが、今日の宿が20時までしかチェックインできないそうなので先に荷物を下ろしに行ってしまうことにした。




今回は始発で稚内を出るので宿は寝れれば良いというスタンスだった。名前的に()ホテルサハリンというところに泊まりたかったのだが空きがなかったので、ゲストハウスモシリパというところにした。駅から徒歩4分。駅前にもう一軒ゲストハウスがあるが、これも名前「アシリパ」に似てるという理由でこちらに決めた。なお「モシリパ」は北の果てという意味らしい。


こちらのゲストハウスに決めたもうひとつの理由はレンタサイクルがあることが明記されていたからで、時間があれば自転車で野寒布岬まで行こうかと思っていた。本日の日の入りは18:10。自転車で20分かかるそうなので時間的にはギリギリ間に合うか間に合わないか。暗くなってから行っても「暗い海がひろがってるだけですね」とのことだったので、納沙布岬は断念して次のスポット、北方記念館に向かうことにした。


北方記念館は山の上に建っている稚内市開基百年記念塔の中にある。公共交通機関はなく、徒歩だと約50分の登山になるのだが、山にヒグマが生息してるらしいので安全を取ってタクシーで行くことにした。塔まで960円で行けた。




山の上に着くとちょうどもうすぐ日の入りという時間で、青とピンクの混ざり合った空の色が美しい。塔に登って見惚れていると反対側で太陽が海岸線に吸い込まれていくのがガラス窓に映ったので慌てて移動して日の入りを見届けた。




暫く塔の中でヴィーナスベルトを堪能したあと、下に降りて北方記念館を見学。入り口にレタラそっくりな狼の剥製があったのでARを起動してみたが、その先は電波が入らず活用できなかった




北方記念館も樺太記念館と同じようにサハリンを探検した間宮林蔵の記録などが展示されていたが、もっと幅広く様々な時代の宗谷〜樺太の歴史が展示されていた印象。伊能忠敬の描いた北海道地図の2分の1縮尺の上を歩けるのが面白かった。


なお、9月いっぱいまでは21時まで開館していて、19時以降の入館だと半額の200円になる。それ知ってたら自転車で大急ぎで野寒布岬行ってから一度戻ってタクシーでも良かったかもな。


記念館からもう一度タクシーを呼んで稚内駅まで戻ってきた。送迎分があるので行きより少し高くて1180円。駅ビルの中にあるセイコーマートで翌日の朝ごはんを購入した。夕飯は、稚内まで来たら水産品を食べたい気持ちはあったけど時間とお金がないのでゲストハウスまでの帰り道にあったラーメン屋でささっと済ます。




ゲストハウスに戻るとリビングがなかなか盛り上がっていた。翌日にマラソン大会があるそうで、今回の宿泊客はほとんどがその参加者のよう。合宿みたいな雰囲気だった。リビングにはバーもあるしゆっくりしたいけれど、朝早いので我慢。リビングで寛いでるチームが戻って混む前にシャワーを済ませることができた。なおマラソン組も朝5時起きだそうで、早朝に荷物をゴソゴソする申し訳なさも感じずに済むのでラッキーだな。



 

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