2019GW旅6〜デニスファン交流日〜 | Dombyra-dee-dee〜中央アジアの無駄話とスケートとたまに旅行記〜

Dombyra-dee-dee〜中央アジアの無駄話とスケートとたまに旅行記〜

中央アジアと日本を行き来しているくだらない日常とフィギュアスケートと旅行記など。カザフスタンの話とデニス・テン君の話が多いです。
コロナ禍以降はもっぱら国内旅行の話。最近は自分でも滑るのでその合宿関連多め。

5月3日はアルマトイ滞在で唯一予定が固まっていた日、のはずだった。このGWでカザフに来ているデニスのファンが全員アルマトイに一日いるので、デニステン財団のオフィス見学がメインイベント。

今回のカザフ行きの際にオフィス訪問はやりたいことの一つとしてあり、世界選手権の時にデニスのお母様に許可をいただいていた。その後も打ち合わせを続け、世界選手権に来られなかった方のためにグッズを仕入れさせていただくことになった。

午前中は展示会のお手伝いでさいたまに来ていたボタがБольшое Алматинское Озро(バリショエ・アルマティンスコエ・オゼロ=Big Almaty Lake)、通称БАО(バオ)に連れて行ってくれることになっていたが、朝起きると外は大雨。山の方に住んでいるボタからはひどい嵐なので湖までの道が封鎖されるかもしれないという連絡が来たので、中止することにした。

昼、夜はデニスがよく訪れていたカフェで食事をする予定だったが、昼の予定だったGYRONIMOは長期に渡ってお休み中らしい。そのため、夜の予定だったWINE CAFE & SHOPに昼に行くことにした。


WINE CAFE & SHOPはデニスがよく通っていた頃はMY CAFEという名前だったそうだが、業態変更してちょっと高級めのレストランになった。



ピザとサラダ、お茶をいただく。

実はこの時ちょっとしたピンチを迎えていた。ミニデニスグッズ仕入れのため財団へ寄付がけっこうな高額なのだが、ATMからお金が下ろせない。ATMは銀行によるが一度に下ろせる最高額が10万テンゲ(3万円くらい)のところが多いのだが、2回連続で下ろそうとすると規制がかかってしまう。同じ銀行でも機械を変えれば行けるし、単純にその機械のお金が足りないという理由で下ろせないこともある。この日は宿近くのATMで全く下ろせず、財団オフィスへ向かう前に街を歩いてATMをハシゴすることになった。



タクシーでオフィスに向かう。名称変更で色々あったハルクアリーナが見えてきた。

アリーナ内のどこにあるかわからなかったので目の前のドアからとりあえず入って目の前に続いている階段上がってみたら、フィットネスクラブの入り口にたどり着いた。そこで聞いてみるとそのフィットネスクラブを突っ切って廊下沿いをずっと歩いたらあると言われ、半信半疑で歩いていくと、確かにあった!アリーナ内にテコンドー教室など様々な施設が入っていて、オフィスが並ぶところの一角だった。

現在ご両親と副局長のガウハルはカザフスタン不在だが、事前にデニスのママから当日はアイガヌムさんという女性が対応すると連絡を貰っていた。オフィスに入ると彼女と、展示会にも来ていたエルキンという男性が待っていた。


オフィスはSNSで見て想像してたより大きく、事務局の奥にお母様用の執務室があり、会議室も設けられていた。壁にはD10Worldでも展示されていたデニスの写真や彼の撮った写真などが飾られているが、展示会のよりずっと大きい。会議室に通され、お土産のカザフチョコをいただいた。

現在はまだ立ち上がったばかりなので事務局での勤務内容もまちまちで、皆他の仕事をしてたりもするので誰かしらが対応するという感じのようだ。事務局のメンバーは元々デニスの友達だったり、ご家族がデニスの両親と友達だったりという信頼できる人で固めているみたいだ。



私も今回ご両親不在の中で高額を預けるので万が一持ち逃げされたら、という心配をしていたが、念のため書いてきた明細をアイガヌムさんは写真を撮ってすぐにお母様に送っていた(そしてすぐ返信が来た)。グッズも無事に入手できました。これについてはまた後日お知らせします。

もう一つ、ここに来たらハルクアリーナで滑りたいという願望があったのだが、エルキンがリンクに聞いてくれたところ一般滑走の時間は終わってしまったらしい。



リンク見るだけ見ても良いか聞いてみたら快諾だったので降りてみると、選手たちが練習していた。その中に平昌出てたアイザ・マンベコワが!



体が柔らかくて踊れるのが魅力の彼女、ビールマンポジション綺麗ですねぇ。

アイザとはこちらに来てから連絡を取っていて、土曜日に会うかもということになっていたのだが1日早く再会が実現してしまった。こちらに気付くとリンクから出てきてくれた。邪魔してごめんよー!



オフィスから帰って、皆でコクトベでご飯。9月にお墓まいりに連れてってくれたアイジャンも合流した。コクトベに来たのも久しぶり、夜は初めて。アルマトイの夜景が広がる。

その後地元のデニスファンクラブの子が来たが、私は日本にいるカザフ人留学生から頼まれているクルト(硬くてしょっぱい、一般的に日本人にはあまり理解できない乳製品)を受け取るため挨拶だけして宿に帰った。

留学生の子のお兄さんからクルトを受け取り、シャワー浴びようかなと思ったところにティムから電話。万博同僚随一の「パリピ」だった彼、「夜のアルマトイを見に行こう!」とのことだった。夜のアルマトイはさっきコクトベで見たぞ、と思ったが、別のところだというので行くことにした。

私は基本的に旅の間夜は出歩かないので、確かに夜のアルマトイはあまり知らない。今日は金曜の夜。通りの一角には車がズラリと停まっていて、後ろを開けて座って若者集団が水タバコを吸っている。こういう光景は確かに知らなかった。


「リス見に行きたい?」というので何のことかと思ったら、そうだ!一時期SNSで皆が上げていた巨大リスだ!ここ2年くらいで出来たものだったと思う。ちなみにこのリスがいる所、たぶん7年前に初めてカザフスタン来たときにゼリョーヌィ・バザール近くでバス降りたかったのにわからなくてここまで来てしまった所で、今思うと場所全然違うやんけ!


大統領公園も夜になるとこんなカザフカラーにライトアップされているの知らなかった。



この大統領公園から山方向に上がっていくと、数年前に行ったスパなどの施設があるリゾートがあるのだが、その途中の山の中腹に夜景ビューポイントがある。そこも金曜夜は車でいっぱい。コクトベよりも更に遠くから見るアルマトイの夜景は写真にはもうはっきりと映らないが、その街の広さを感じさせてくれた。このキラキラした街に、デニスはいたんだな。

標高が上がったからなのか、単純に夜だからなのか、急激に眠くなってしまったので深夜1時ごろに解散。ティムありがとう。