あっという間に最終日。といっても帰りの便は日付が変わってからの時間なのでまだ丸1日観光する時間がある。朝起きたら喉の痛みは気のせいではないレベルになっていたが、咳も出ないし今ならまだ引き返せるはずだ。とりあえず常備している風邪薬を飲んで乗り切ることにする。
体調が万全ではないので無理はせず、朝食食べて11時のチェックアウトギリギリまでのんびり荷造り。今日はシンガポール各地に散らばってる私的気になる建物を廻るつつお土産を物色するのが主な目的なので、優先順位を決めて疲れたら途中でカットする作戦で行く。
まず最初にMRTで向かったのは少し郊外のBuona Vista駅。ここから10分ほど歩いたところに最初の目的地がある。
それは、スタバ。イギリス植民地時代の邸宅を改装した店舗で、シンガポールで一番映えるスタバらしいのだが、建物の全容が最も良く見えるはずの位置が木で覆われてしまっていていまいち良くわからなかった。ガイドブックで見る角度はたぶん隣のビルから撮っていると思うのだが、行ってみたらバルコニーには出れないと言われてしまった。
なおシンガポールにも限定フラペチーノ的なものがある(写真はマリーナベイサンズの中の店舗で撮影)。この時はキティちゃんとのコラボをやっていた。
で、それにしてみたのだがストロー挿したらリボンが沈んでしまい、何のフラペチーノだかよくわかんなくなってしまった。味は見た目に反してそんなに甘くない。そしてここでゲリラ豪雨が来ていきなり足止め。1時間半近くここに滞留することになる。
雨が弱まったのでBuona Vista駅に戻り、次の目的地へ。街歩きで最も行きたかった近く、カトン地区へ。中国人、マレー、ヨーロッパが融合したプラナカン文化の中心地で、可愛い建物や雑貨などを見たい。
MRTの最寄駅はEunosだが、観光の中心地はそこから歩いて20分くらいかかる。ガイドブックではタクシーを推奨していたが歩いてしまおう。
Googleマップで検索すると特に観光的な見所ではなく最短ルートを示されるのでそれに従って歩いたが、これが楽しかった。普通の住宅街のお家もオシャレ。
この地区の見所であるカラフルハウスもガイドブックで紹介されている所以外にもちょいちょい出てくる。
ここがよく紹介されてる最も有名なところかな。観光客がひっきりなしに撮影してるのでなかなか機会が回ってこない。
この向かい側は色が鮮やかで、これもめちゃ可愛かった。このピンクのお宅は車までピンクで可愛い。
この通りが中心地で、まっすぐ歩いて行くとカフェや雑貨屋さんなど女子向けのお店がたくさんある。日本人観光客も多く見かけた。いくつか入ってお土産を購入。ここらのオシャレカフェでお昼でも食べようと思っていたが、あまりお腹が空かないのでパス。次の目的地へ向かう。
カトンのバス停から次の目的地まではバス1本で行けるようだが、やっぱり喉の調子が悪いので一度バス停前のショッピングモールに入ってドラッグストアで市販の風邪薬とのど飴を購入。
カトンから中心部のシティホールまでバス移動。そこから5分ほど歩いてやってきたのはラッフルズホテル。お金がなくて泊まれませんけどね、この美しきコロニアル様式を眺めておきたかった。中庭やブティックは入れます。お土産屋さんも良かったけど結局何も買わず、記念にトイレだけ行っといた。
そうこうしているうちに17:00近くになり、夕飯で行こうと思っていたところのオープン時間を迎えるのでだいぶ遅い昼食に向かうことにした。2階建てバスの最前列を陣取って移動。
やってきたのはマックスウェルフードセンター。シンガポールの超有名なフードコート。
どのガイドブックにも必ず載っていた超有名店、天天海南鶏飯でチキンライスを食べる。ここだけ大行列で、通路に折り返して並ぶよう案内が出ていた。マップ上は17:00オープンになっていたがもっと前からやっていたっぽい。16:40頃に着いて、20分ほどで自分のオーダーが回ってきた。クレカも使えるので楽々。
シンガポール最終日にしてでようやく美味い庶民飯に出会えたよ…!
あとは朝食の定番と言われるカヤトーストを食べていない。このフードコートがあるチャイナタウンにはカヤトーストの老舗、ヤクン・カヤトーストもあるのだが、ハシゴする胃の余裕はないので諦めることにした。空港にもあるみたいだから、早く行けば間に合うかな。
中華街を少し歩く。この建物にあるポテトヘッドも行ってみたかったがお腹の余裕がない。
この後は再びMRTに乗り買い物天国で知られるオーチャードへ行ったが、元々行きたかった雑貨屋さんがいずれも閉店や休みで、結局高島屋内のTWGでお茶買っただけ。これならマリーナベイサンズで買っとけば良かった。他のお土産を探し歩く体力もないのでもう切り上げよう。残りは空港で買う。
ホテルのあるRochorのひとつ中心よりの駅はBugisだが、その反対はFarrer Parkという駅でリトル・インディアの最寄駅である。リトル・インディアは文字通りインド人街なのだが、ここにも一箇所見たい建物があるのでここで降りて1駅分歩いて行くことにした。
もう、なんか、駅に降りたったとたん人口密度が違う。インド人だらけ。ホテルのある通りから一本隔てた先にこんな異世界があったとは…。シンガポールは外国に来たという実感がわかないからインドあたりに刺激を受けにいかないとダメかもしれないとか思っていたが、このリトル・インディアの僅か10半ほどの滞在でお腹いっぱいになってしまったので私にはインドはまだ早いようだ。
なお見たかった建物は写真のテン・タンニア邸。しかしだいぶ疲れていてじっくり見ようという余裕がなかった…。
ホテルに戻って荷物をピックして、MRTで空港へ。Rochorから乗り換え1回で空港まで行ける。1日歩き回って汗だくなのでシャワーを浴びたくて、予め調べておいたHUB & SPOKEという所に行く。ターミナル2から外に出てだいぶ不安になるくらい歩いた先にご飯屋さんやレンタサイクルなど?の複合施設があり、そこのシャワーが5$で使える。入場にはチャンギ空港のアプリからチケット購入が必要。
シャワーの場所が思った以上に遠かったので、空港内のヤクンカヤトーストの店舗をラストオーダーまでに見つけ出す時間がなくなってしまった。東京にも店舗あるみたいだから今度行ってみよ。
その代わり、飛行機が出発するターミナル1の中にあるカフェでカヤトーストをいただいた。カヤトースト、美味っ。甘いパンにはあまり興味がないのだが、カヤジャムとバターの相性が良くて薄いパリッパリのパンとも合う。これはパクパク行けちゃうな。ラッフルズのカヤジャム買っとけば良かったな。
深夜発の飛行機は日本の朝8時頃に到着。それから空港内で疲れて暫くボーッとしてたので、家に帰ってきたのは昼頃だった。その翌日から咳が本格化し、病院行ったらコロナだったのだ…あーやっちまった…