ドイツ系ディスカウントスーパーALDI(アルディ)

 

先日記事しにた冷凍の鴨を使った鴨南蛮(→【動画】DUCKでいちから作った鴨南蛮で、至福の年越しそば)と鴨鍋(→最高に特別に美味しい鴨鍋、シメはお蕎麦でまいりませう

 

冷凍の鴨を買ったのは、ALDI(アルディ)というお店でした。

アメリカのディスカウントスーパーマーケットALDI

Gardena(ガーデナ)のBook Off(ブックオフ)やTokyo Central and Main (トーキョー セントラル & メイン)が入っている、Pacific Square (パシフィックスクエア)の横のモールにできて私は知りましたが。

 

アメリカでは東海岸とカリフォルニアを中心に2000店舗弱、世界20か国に11000+店舗を持つ国際的なチェーン店です。

 

アメリカのスーパーマーケットALDI

 

1946年創業のドイツ発のディスカウントスーパーマーケットで、その魅力はなんといっても創業当時からのこだわりである、低価格の値段設定。

 

ディスカウントスーパマーケットの名前の通り、小さめ店舗の中には、お買い得品が並んでいます。

ココナッツオイルが3.99ドル 底値

(私の中で過去最低価格のオーガニックココナッツオイル)

 

オーガニックなどの表示

オーガニックのものも少なくなく、ローカル、フェアトレード 、グルテンフリー、フェアトーレードという表示も、値札の横に大きく貼られていました。

 

 

 

ALDIの安さの秘密

 

アルディの商品のお値段が低い理由は、置いてある商品の90%がプライベートブランドであること、また大手ではなく、知名度の低いメーカーやブランドのものを中心に扱っているところにあります。

 

 

そして人件費を削減しています。

 

アメリカのスーパーマーケットALDI

例えばカートは自分で戻すように、使い始める時はコインを入れて使い、戻すときにそのお金が戻ってきます。

 

アメリカの駐車場では、カートを集めている従業員を見ることが本当に多いですが、カートを有料にすることでそこにかかる人件費を抑えています。

 

 

アメリカのディスカウントスーパーマーケットALDI

日本のように、買ったものは自分で袋詰めする。袋詰めをお店の人がするのが普通のアメリカでは珍しい形態です。

 

 

雰囲気が小さなコスコだと感じた要因、

小さなコストコのような店内

商品のオリジナルパッケージを使った陳列も、コスト削減の一環。

小さなコストコのような店内

(やっぱりコスコっぽい)

 

必要のないところにはお金をかけない姿勢が見えます。

 

 

ALDIはトレジョのいとこ会社

 

アルディはアメリカでお馴染みのTrader Joe's(トレーダージョーズ)と深い関係があります。

 

兄弟会社ではないけれど、トレーダージョーズのいとこ会社ぐらいの関係です。

 

 

ALDIは兄弟によって創業されましたが、後にALDI Nord(North)とAldi Süd(South)に別れました。ただそのまま2つ含めて、ALDIと認知されているそうです。

 

 

トレジョさんの親会社はALDI Nord(North)ですが、買収後も独立した経営を認めたので、トレジョさんはトレジョさんのまま運営されています。

 

そしてアメリカに出店しているアルディは、Aldi Süd(South)が運営しています。

 

ALDI Nord(North)を親会社に持つトレジョさんと、アメリカのアルディの経営は別物です。

 

 

だからアメリカのアルディとトレジョさんは、いとこぐらいの関係。

 

 

別会社とはいえ、プライベートブランドで価格を抑え、各国から商品をあつめているところ、店舗の大きさが小さくお客さんが動きやすいなど、トレジョさんとの類似はいくつもありました。

 

そして、これってきっと同じメーカーで作っているんだろうなと思う、プラベートブランドの商品もいくつか発見。

 

だからやっぱり、「いとこ会社」という印象です。

 

 

ヨーロッパ系のものがおもしろい

 

アルディのポリシーに、1商品何ブランドも揃えないというのがあります。例えば普通のスーパーにはココナッツオイルが会社を変えて複数並んでいますが、アルディでは1つだけ。

 

選択肢を作らず、顧客が店舗で迷う時間をなくしているそうです。

だから食品も、種類は少なめです。

 

ですがやっぱりドイツ系だから?ヘリングやパプリカの瓶詰めとか、ヨーロッパぽいものが目につきました。

 

 

そして、お菓子。

ヨーロッパ系のお菓子が多いALDI

ドイツのマークのものが多数。

知らないメーカーばかりだから、お菓子好きは最初足が止まりそうです。

 

 

意外といいぞ、ALDI

 

「意外といいよ、アルディ。行ってみて。」とお友達に言われなかったら多分入らなかったであろうアルディですが、鴨を見つけたし行ってよかったです。

 

 

ただMSG、人工着色料、トランス脂肪酸はアルディのオリジナルブランドには入っていませんが(→ingredients, ALDI USA←)、そのほか例えばGMO(遺伝子組み換え)などについては表記なし。

 

安全な食品に関心のある方は、自分の知識が必要です。

 

 

 

お値段は安く、物によってはお買い得。

小さなコスコという雰囲気が、私は好き。

お菓子の開拓も楽しそうだし。

 

近くに寄ったら行くのもよし!

 

 

==参照==

 

→ ALDI, USA

→   ALDI by wikipedia

→   The Biggest Thing You Get Wrong About Trader Joe’s and Aldi by Kitchn

→   ドイツのスーパーが、かなりの勢いで世界中に広がっている秘密 by IT media ビジネスオンライン

 

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