夜中やっぱり目が覚める。
その度に些細な音が耳に入る。
トクンットクンッ
トクンットクンッ
心臓の音?
嬉しいような怖いような…
絶対そんなことあるはずないと
現実に戻り、また目を瞑る。
しばらくすると音は止んだ。
眠れないけど目は閉じて
何時かも知りたくない
朝を待とう…
しばらくするとまぶたの向こうが明るくなった。
鳥のさえずりも聞こえる。
目を開けると朝になっていた。
雲ひとつない『快』晴。
一緒に寝るの怖くなるかと思ったけど
やっぱり我が子、隣にいてくれて安心した。
夫が背中を押してくれて
本当に感謝の気持ちでいっぱいになった。
今日もお地蔵さんの様に
穏やかな表情。
ずーっとずーっと眺めてたら
やっぱり我が子、どんな姿だって愛おしく思えた。
8時 いつも通り朝食の時間。
配膳する人が子供の姿見たら怖がるかなと思って
写真で顔は伏せておいた。
配膳し終わったその人が手を合わせてくれた。
めちゃくちゃ嬉しかった。
ありがとうと何度も心の中でお礼した。
夫がきて、死産届を受け取り
役所に提出しに行ってもらい
火葬許可書を受け取り、火葬する日が決まった。
赤ちゃんを家に連れて帰る道中
家に帰れるホッとした気持ち
やっと子供に会える嬉しさ
でもやっぱり押し寄せてくる辛い気持ち。
我が子を明日火葬しに行かなければならない。
会えなくなるのが寂しくて声を出して泣いた。
私の人生が一変する中
周りの人たちは普段と変わらない生活を
送っている虚しさ。
自分が選んだ道。
決して後悔したくない。
後悔したら我が子が悲しむ。
出産した翌日ともあって貧血気味。
気持ち悪くて倒れそうで
早めにベッドイン。