ぐっすり寝過ぎて朝食来て目覚めた。
今日も同じように朝食食べて
9時 1つ目の陣痛剤投与。
毎回の内診がキツかった。
どこまで手入っとるんですかーって感じ。
何度やっても慣れない痛さ。
昨日3回目くらいから膣回りヒリヒリ痛い。
「産まれる時って破水した時みたいな
痛みが無いとダメなんですよね?」
って一応確認。
「そうだね〜」
と言われ、ため息混じりで部屋へ戻る。
陣痛剤入れてから30分くらいで
弱い陣痛が再びやってくる。
12時 2つ目の陣痛剤投与。
促進剤とかは使わないのか聞いてみたら、
それよりもこの薬は強いらしい…
昨日と同じ流れで3つ目入れないと陣痛こないかな。
なんて冷静に予想を立てる私。
昨日より痛みは強いけど不規則。
15時 当たり前の様に3つ目の陣痛剤投与。
痛み来い!痛み来い!って思いたいけど
願うとこなさそうだから映画観てリラックス。
16時頃、痛みが強い時に夫から
「どう?」の連絡。
昨日から何度も「どう?」連絡きて
待ってる側もすぐ来れるように待機してたり
心配してくれてるのわかるし
さっきまでは普通に返してたけど
さすがに2日目3回目の投与で焦せる自分。
『痛みに耐えてるしプレッシャーになるから
LINEしてこないで!』
ってキツイ返信。
先生が部屋に来て、
「実は…経産婦だから2日も陣痛剤投与すればすぐ産まれると思ってたんだけど、予想外で、中期中絶にしか使わない薬だから院内にもう薬がなくなってしまって、明日は休みだし月曜日手配するから2日処置がお休みになってしまいます…」
と言われ唖然とする私。
私の身体は強い薬にも効かないのかー‼︎
どうなってんだー‼︎
待ってる家族に連絡すると、体力的に大丈夫?
大学病院とかに転院できないの?
なんとか薬手配出来ないの?
とか心配される始末。
なんとか今日産まなきゃ!と決意。
お腹が痛みながらひたすら階段の上り下り。
階段下りると伝言板のようなものが…
「(私の名前)11 月12日夕食〜おやつ無し」
が目に入ってきて思わず
なんでおやつ無しやねん‼︎
ってツッコミ入れる私。余裕あるやん。笑
たびたびお尻を押す痛みがあったけど
何がなんでも産む!ここで産まれてもいい!
という意思でひたすら上り下り。
5往復もしたところでなんか動いた感があって
お腹も痛み出して焦って部屋に戻り寝転ぶ。
お尻を押す痛みがあり、とりあえずナースコール。
一度内診するからと分娩台へ移動。
内診してもらうと
「もう進んでるよぉ〜
息みたかったら息んでいいよ〜」
って言われたけど、そんな痛みきてないけど…
とか思いながらゆっくり下腹を押すように呼吸。
急にニュルニュルニュル。なんか出た!
「出ました?」
「出ました!先生呼んでー!18時6分!」
産まれたー!やっと出てきてくれた!
今日生まれなかったらどうなるかと思った!
やっぱり産声もないし、おめでとうも無いし
寂しかったけど、やっと出てきてくれて安心。
生命力弱いって聞いてたけど、うちの子、本当は出たくなかったんじゃないかって思ったら、謝ることしか出来なかった。
産まれてきてくれてホッとしたのも束の間
胎盤がまだくっ付いてる⁉︎
やっぱりまだまだ生きる力あったんだ!
うちの子はさすが生命力強い‼︎嬉しかった。
赤ちゃんが出れば自然と出てくるはずの胎盤がなかなか出てこない。胎盤を出す処置が史上最強に痛かった‼︎けど、痛みに慣れたのもあったし、私のこんな苦しみより赤ちゃんの苦しみの方が辛い、と思ったら全然耐えれた。なんか見守ってくれてるような気もした。
お腹をグリグリマッサージ。
器具を入れて子宮内のものを掻き出す。
これを何度も繰り返す。
それでも出ないから最終的に先生2人がかりで
1人はエコーを当てて、もう1人はそれを見ながら胎盤を剥がす作業に。
内臓引っ張られる感じで痛いし気持ち悪かったけど
先生がんばれ!自分がんばれ!胎盤出てこい!
念じて念じて念じて…ドロドロドロ〜
「出たよー!頑張ったねー」
って言ってもらえた。
労いの言葉が嬉しかった。
院長(普段の診察は他の先生)と2人になる時があった。昔大学病院にいたと言うことで、今回のこと聞いてみた。
私「先生は全前脳胞症経験ありますか?」
医「数人、大学病院に運ばれてきたことはあるよ。」
私「産んだ人いますか?」
先生は首を横に振る
私「今回大学病院に行った時、中絶っていう選択肢が出てこなかったんですが、この選択肢は無いものなんですか?」
医「あったと思うよ。きっとあなたが説明を聞いたときに、分かったって言って産む決意があると思ったんだと思う。」
私「そうなんだ…全然赤ちゃん出てきてくれなくて、本当はお腹にいたかったのかなって思うと…(涙)」
医「そうだね…少し名残惜しかったのかもね。けど、今までママのお腹で一緒に過ごせて幸せだったと思うよ。きちんとママも意思を持って選択できたこと素晴らしいと思うよ。どんな決断でも素晴らしいと思う。」
先生の言葉が心に染みた。
17時までの面会って言われてたけど、今夜は助産師さんたちも多く構えてくれてて、特別に許可してくれた。
19時すぎ夫到着。
分娩台で安静だったので、その場で夫と一緒に赤ちゃんと対面。白い厚紙で出来た靴箱サイズの棺に入っていた。
イメージしていた赤ちゃんじゃなかった!
18週だからまだ皮膚も出来ていなければ、口内も出来てない、失礼だけど宇宙人状態だった。
(よく親は、エコー見ると冗談半分宇宙人だねっていうけど、少し納得⁈)
だけど、手と足の指先は完璧に完成されてて、
指一本一本がめちゃくちゃ綺麗で見惚れた。
全前脳胞症でみられる顔面奇形は
以前言われていた口蓋裂はやっぱりあった。
それと、鼻がなかった。
エコーで見ても鼻は見えないって言われてたから、やっぱりか〜って受け入れることができた。
少し目も寄り気味⁇
よく見てるとウルトラマンに見えてきて
守ってくれる強い男の子に見えた。
部屋に戻ってから、赤ちゃんを連れてきてもらい、夫と一緒に花やお菓子、家族写真、服セット(ブログ:赤ちゃんへの贈り物内写真あり)を手向けて、赤ちゃんへ向けて2人でいろいろ話した。
用意したぬいぐるみは大きくて入らなかった。
夜一緒に部屋で過ごすか選択させてもらえて、正直1人で静まり返った部屋で白い箱を見ながら過ごすのは精神的にキツイのではと怖かった。
夫は「一緒に過ごしてあげてほしいけど、君の気持ちを優先させるよ。」と言ってくれて、とりあえず一緒にいてみようかなと思った。
ずっと赤ちゃんのこと眺めてると、安らかに眠っている感じがしてお地蔵さんのように感じた。
赤ちゃんに初めて対面した時、夫が
いつ息を引き取ったか質問していた。
「破水したときにエコー見たら、心拍が弱ってたからきっとそのあとかな…」
って教えてくれた。
お腹の中でゆっくりゆっくり
息を引き取ったと思ったら
本望だなと思って嬉しかった。
外の世界に出てから息できなくて苦しんで
死んでいくのだけは避けたかったから。
私たちを選んで産まれて来てくれたこと本当に感謝しています。5ヶ月間私のお腹の中で元気に過ごしてくれてありがとう。本当は抱っこしてあげたかったけど、繊細で壊れそうなあなたの身体には触ってあげられなかった。ごめんね。先生も言ってくれた。巡り合わせてどこかでまた会えること楽しみにしてるからね!本当にありがとう。天使になってずっと見守っていてくれていると信じています。