御史(オサ)とジョイ~朝鮮捜査ショー~(韓国ドラマ) | 猫とアロマと優しい花と

猫とアロマと優しい花と

2020年7月24日。愛猫もも永眠(16歳)
2022年アロマインストラクター資格も返上し
ブログタイトルと一致するのはガーデニングだけになりました。
今は主に、日常の事、韓国ドラマの事、お花の事などを綴っているブログです

久し振りに韓流レビューです。見たドラマはずいぶん溜まっているのですが

暑くて文章を書く気になれず💦頭をあまり使わずにお気楽に見られたドラマのレビューを。

 

現在ネットフリックスで配信中の<御史(オサ)とジョイ~朝鮮捜査ショー~>

2021年 tvN 全16話 

 

NHKでもBSでも放送されたようですね。

歴史物に名を借りたラブコメですが

女性の身分の低さに抗い自立心を持って生きようとする<ジョイ>の姿や、

暗行御史として悪を成敗しながらも、身分として敷かれたレールには乗りたくなく、

好きな料理作りがやめられない弘文館副修撰<ラ・イオン>の姿は、紛れも無く

現代の若者の葛藤に通じる世界があり、楽しみながら視聴出来ました。

 

 

 

 

※あらすじ

 

科挙に主席合格するも、役人の仕事や出世より、おいしいものを追求したい美食家の

ラ・イオンは、思いがけず暗行御史として忠清道に派遣される。 

仕事は二の次にして、美食探訪をするつもりのイオンだったが、着任早々、

不審な事件に出くわしてしまう。

そして赴任先の村で、旧習にとらわれず新しい人生を生きようとする勇気ある女性、

ジョイと運命的な出会いをする。事件解決をめざして2人は行動をともにするように

なるのだが…

 

↑あらすじはフィルマークス様より引用させていただきました。

 

※主なキャスト

 

テギョン  ラ・イオン役   暗行御史、弘文館副修撰、美食家

 

kpopグループ2PMのテギョン君  ヴィンチェンツォの時の冷酷なインターン役とは

打って変わった柔らかな表情と少しとぼけた役柄が意外に似合って

イケメンだし、こっちのパターンも良いんじゃないの?とおばさんは思った💦

 

(余談ですが…テギョン君、小泉孝太郎に似てるよね~~💦)

 

 

キム・ヘユン    キム・ジョイ 役   ケファ村の棄別婦人(離婚した女性)

 

とても小柄で(テギョン君183センチと大きいから余計そう見えたかな?)

目立たない感じなのだけれど、体いっぱいの演技と、メリハリの利いた声で

上手くドラマを引っ張ってくれました。

(これも余談ですが…途中から彼女が神木君に見えて仕方なかった…滝汗滝汗

 

 

 

ミン・ジヌン  (写真・右)    ユクチル役    ラ・イオンの従者

パク・ガンソプ (写真・左)  クパル役    ラ・イオンの従者

 

ユクチルって<육칠>数字の6・7なの。

で、クパルって<구팔>数字の9・8なの 

名前に数字を充てるって…こう言う所クスッとするチュー

色々な所で御史をサポートしつつもそれぞれが活躍するシーンも有って

中々にこの二人、面白かったですチュー

 

 

チェ・ウォンビン(写真・左)      ファン・ビリョン役    還郷女、ファン・ポリと瓜二つ

イ・サンヒ(写真・右)     ナ・グァンスン役    還郷女、ソヤン商団の使用人

ジョイを挟んだ両隣の二人はジョイのサポート役

イ・サンヒは<今日もあなたに太陽を>とか映画<アイキャンスピーク>でも

とてもいい味出していた女優さん。今回もベテランの演技でドラマを引き締めていました。

 

 

 

    イ・ジェギュン  パク・テソ役    窃盗団の頭目、領議政の庶子

 

個人的には彼の存在があって、唯一このドタバタコメディがピリッと引き締まった側面を

持つので重要な役だったと思います。

父を慕う、あまりに切ない思いが痛々しいほどでした。

 

 

 

イ・ジュニョク        亡くなった世子

特別出演で少ししか出ないのだけれども、彼は本当に世子役が似合う。

 

 

 

※時代的には、清に人質として送られ、帰国した世子(昭顕世子・ソヒョンセジャ)が、

<清の文化を朝鮮王朝に取り入れようとした>と、王の怒りを買い

不審死を遂げるという史実に酷似しているので<仁祖>の時代ではないかと推測。

ストーリーの傍系に貢女(コンニョ)の話も入って来ているので

その辺りの時代背景もまた当時を伺える題材にもなっている。

 

※貢女(コンニョ)とは、一般に女性を朝貢品の一つとして献上すること。

帰国が出来た女性は国内でも還郷女(ファンヒャンニョ)として蔑視・差別待遇を受けた。

 

王を操り、したい放題の領議政の悪を突き止め、ひいては兄と慕う世子の死の謎を

解き明かそうとする御史。

身勝手で息子の事しか考えない姑と、無能な夫を見限り自立を決意した女性。

この二人が巡り合い、惹かれあい、それぞれが抱えた事件を

周囲を巻きこみながら解決に導くストーリーは時に痛快、時に涙も誘う。

 

途中様々な要素が散らばり、それがあれよあれよと集約して行くのは何とも

ご都合主義的展開だがそれもコメディの楽しみと割り切れた。

(脇役で有名どころのベテランさん達何人か出ております。)

 

領議政の嫡子と庶子を巡っては<チャクペ~相棒~>を彷彿させる部分もあり

様々なドラマのいいとこどりのようで、あれ?これってあのドラマに似てる、みたいな発見も

楽しく、殆どストレス感じず最後まで見られました。

何時も人がばたばた死んで血がだらだら流れるのばかり見ているから

たまにはこう言うの見るのも良いよねてへぺろ