『罪と罰』を読まない 岸本 佐知子・ 三浦 しをん・ 吉田 篤弘・ 吉田 浩美 (共著) | 猫とアロマと優しい花と

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2020年7月24日。愛猫もも永眠(16歳)
2022年アロマインストラクター資格も返上し
ブログタイトルと一致するのはガーデニングだけになりました。
今は主に、日常の事、韓国ドラマの事、お花の事などを綴っているブログです

最近はまっている翻訳家岸本佐知子さんも参加していると言う事で

 

読み始めた。

 

 

罪と罰を読んだ事のないこの4人。

 

読んだ事が有る人に話の内容を聞いて回ると、殆どの回答が

 

読んだ事のない彼らのおぼろげな記憶と相違無く

 

では読んでない者同士で推理しながら罪と罰を読んでみると言う試み??💦

 

4人だけの座談会は当初自主製作の同人誌として刊行しようともくろんでいたのが

 

企画が面白く本として文芸春秋社から発行されたのが本書。

 

その内容は以下に

 

座談会其の一

 

<読まない>

 

いくつかのヒントと、適当に選んだ1ページを読むことでストーリーを推理して行く。

ここは本当に読んでいて面白かった、プロの作家達の頭の中が読み取れるようで

私も仲間に入れて欲しい!!と読みながら何度も思った。

 

座談会其の二

 

<読むのかな>

 

其の一と変わらない進行。

推理が外れて軌道修正したり、名前が長くて短縮したり

何せラスコーリニコフさへ使わず、彼らは最後まで<ラスコ>で通してるし…💦

ドストエフスキーも<ドスト>💦

作家は頭の柔らかさと読書量の豊富さが勝負だななどと感心することしきり。

 

座談会其の三

 

<読んだりして>

 

中盤から後半に差し掛かって来て、さて、これは一回読んでみようかと思い始める…

 

読後座談会

 

<読んだ>

 

ここからはプロの面目躍如で、罪と罰を読み解いていく熱量が凄まじく

当初、仲間に入ってワイワイ話したいと思っていた自分は完全にオブザーバー。

彼らの話の飛躍も眩しくどんどん引き込まれて行った。

 

 

私は中学か高校の初めあたりに<罪と罰>は読んでいる。

記憶の中にあるのは、主人公の名前はラスコーリニコフ。金貸しのお婆さんを殺す。

凶器は斧。全体に陰鬱な印象。それのみ。

 

あらためて彼らの会談を読んで、<罪と罰>を読んでみようかなと思いはしたけれど…

何せロシアの小説は長い!そして登場人物が多い! 

カラマーゾフの兄弟も大変だった!読み切れるか甚だ心もとないのが正直な所。

 

それに私はドストエフスキーとトルストイとごっちゃになっている節が有る…💦

やばい・・・💦

 

取り敢えず、今の所は<『罪と罰』を読まない >を繰り返し読んで

<罪と罰>を読んだ気になるとしよう…。駄目かな??

 

と思いつつ、青空文庫 罪と罰 があったので読み始めた。

これなら読めそうか💦