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さて、

『あふち咲くそともの木かげ露落ちて五月雨はるる風わたるなり』

              (新古今和歌集)藤原忠良


あふち咲いている外の木の陰に五月雨でたまった水滴が落ちている。それは五月雨が晴れた後のすがすがしい感じを

「風わたるなり」の結句がよく

表している。

「あふち」はせんだんの古名。

初夏、淡紫色の小さい後弁花が

群がり咲く。


五月雨をかく句は多いですね。

叙情的で良いですね。