先日、母からLINEがあり、
「最近仕事はどうしてるの?
マイペースで、頑張りすぎないでね」
とメッセージ。
そのメッセージの裏には、仕事にストイックに取り組みすぎて
無理したせいで血液の難病を発症した父への心配も込められていたのだと
思います。
「お父さん、あと10年生きられないかもしれない」
そう打ち明けられたのは、ちょうど10年くらい前。
ヘモグロビンの値が、健康な人は12~15くらいある中、
父はわずか5前後。
うまく血液中で酸素を作ることが出来ず、日常生活の中で
すでに富士山の山頂にいるような息苦しさなのだそうです。
週に1度輸血をし、そのせいで体にたまる余計なものを輩出させる
薬を飲んで・・・というのがかなり副作用があるらしく、
あんなに蒼白で苦しそうな顔を子供の前でも見せる父は初めてでした。
それに当時日本にまだ10人くらいしか症例のない病気だったこともあり、
検査や輸血や薬がいちいち高額で、経済的な負担もかなり大きかったようです。
「40代の無理が全部50代に体に来た」
といっていましたが、起きている時間に帰宅することなどなく
いつも深夜まで仕事、しかもSEという職業柄いつトラブルがあるか
わからず、年中出張やトラブル対応で飛び回っていました。
そんな父が体を壊しても責任感とプライドで仕事にかける
エネルギーを全く減らすことなく働いていたのが、母としては
心配で仕方なかったのだと思います。
「がんばらないで」
といってくれる存在は、とても貴重。
がんばれ、は時に無責任に負荷をかけます。
がんばらなきゃいけないことはわかってる。
やらなきゃ、やれるはず、という思いはある。
でも、やれなくて苦しい時もあるんです。
自分なりに精一杯やっていても、
「周りはもっとやってる」「自分なんてまだまだ」と
比べてしまって、止められない時もある。
そんな時に、ちょっと強引にでも「もうがんばるな」と言ってくれる
人がいたら、肩の力もふっと抜けて、
「なんでこんなに無理しているんだっけ?」
「なんのために頑張ろうとしていたんだっけ?」
と考える余裕ができる。
そこで、「やっぱりやらなきゃいけない」と思うのか、
「無理しなくていいよね」と思うのか、結論は自分にしか
わからないけれど、
考える場を作ってもらえることはありがたいことなんですよね。
追い詰められていると感じる時、
頑張りすぎて疲れてしまっている時、
自分に「がんばりすぎないで」と声をかけてみてください。
あなたの心は何と返事をしましたか?
それが、答えなのかもしれません。
ちなみに父は、病気の治療につながるかもしれない新薬が
開発されたとのことで、この夏からその薬を取り入れています。
無理しないで、がんばらないで、の声が間に合ってくれたことに
感謝しかありません。
トラストコーチングスクール認定コーチ
マザーズコーチングスクール認定マザーズティーチャー
中原絵里子
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