子供から奪ってはいけないもの | コーチング×ライティング 中原絵里子のブログ

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コーチとして意思決定や行動の継続をサポートする傍ら、コミュニケーションの技術を生かしてフリーランスのライターとしてインタビュー記事等の執筆に従事。ライティングとコーチングの視点でつぶやきます。

「子供が自分で考える機会を奪わない」
これはむしろ子供が大きくなってからの方が意識しておく必要があると思う。

 

高校受験はしんどいから中受させておきたい。
大学がついている高校に行ってくれたら楽。
指定校推薦で合格してくれたら確実だから、車買ってあげるから決めちゃいなさいよ。

 

「子供の挑戦を一番邪魔するのは親なんです、特に母親がガマンができない」
そうおっしゃる高校の先生にたくさん出会った。

 

 

そこまで極端じゃなくても、


怪我したら心配だからスキーは止めて。
テロとかなんとか心配だから海外なんて行ってほしくない。
ライブなんて、変な人もいるかもしれないからやめといた方がいいんじゃない?・・・etc

 

子供のことが大切だからこそ、先回りして行動を制限しようとしてしまう。

でも、それは大きな大きな機会損失かもしれない。

このやわらかい感受性でたくさんの宝物を受け取れたはずの経験をやめさせるなんて。

 

 

と。えらそうに言ってますが私もそれはそれは心配性です。
高校生になった息子や中2の娘の帰りが遅いと、

それはそれはありとあらゆる悲劇を想像しては

胸がつぶれそうになってLINE入れまくったりします。妄想の領域です。

 

でも、長男を出産した直後、母に言われた、

 

「男の子を産んだからには覚悟しなさい。
ありとあらゆる心配をかけるけど、男の子はそういうものだと腹をくくって、やらせなさい」

 

という言葉を今も時折思い出し、親になるということは

その先一生覚悟を決めるっていうことなんだ、と言い聞かせています。

 

 

母親は心配するのが仕事。お腹一杯にしてあげるのが仕事。
でも、じゃまはしちゃいけない。

 

英語ギライの長男が、何気なくすすめた夏休みのホームステイに前のめりになり、申し込むことに。
カアサン、3重にも4重にも腹をくくり、送り出そうと思います。心配だけど。