今、定期的に通っている障害を持てしまったアンジェロ君（18歳）の家。
１年前に港で転倒したらしく、背骨が何か所潰れるように折れています。
以前にも書きましたが、事故当時は全くの昏睡。
奇跡的に回復して、現在は語類は数個ですが、表情で会話ができ
寝たきりから、座ってずっていくで長椅子の上を移動できるまでに回復中。
基本、脳性麻痺のようになっています。
今日は午前、アンジェロ君の家でした。
いつも、きれいに整理された家には
服を着ていないアンジェロ君がいます。
でも家にいるのは、いつも障害を持った彼だけ。ぽつんと。
母親は、徒歩圏内？でお手伝いさんの仕事、父親は炭焼きや畑仕事の請負。
炭焼きは一日中、火のそばで見張りが必要。じゃないと全部すすになってしまいます。
だから、山に泊まり込む。らしい。
いつ、訪問しても、言葉が出ない動けないアンジェロ君だけが、椅子に座っています。
どうも、必要なものだけそばに用意すると、
家族は彼を残して、どこかへ・・・。
彼はほとんどの日を一人で過ごしているようです。
排泄用のバケツが足元においてあり、
水も手に届くところにある。
昨日は、訪問すると珍しく母親がいました。
足のリハビリを始めると、
いつもニコッと笑うか、穏やかな表情なのに、
何か必死に訴えています。
目に異常があるといっているようで、結膜が腫れて充血。
でも痒くない。目ヤニは出ていない…？？
すると
アンジェロ君
静かに涙を流しています。
「どうしたの？痛いの？？」
母親
「私がさっき、かえって来たところだから、寂しかったのよね」
？？？
どうも、一晩中、泣いていた様子
両親も誰も家に帰ってきていない状態が１週間続いている！！
彼、立てません。しゃべれません。
え＝＝＝＝＝＝！！
一週間はさすがに、っていうか、不自由な体で、丸１日でも一人っきりって
ありえない…って思いました。
痙攣をおこして頭を強打したら？
実際、外で大発作が起きて倒れていたのをご近所さんが助けています。
いろんなフィリピンの人を見てきたけど、ここまで、放置できる家族は初めてかもしれません。
アンジェロ君のところへ行くことを、周囲の人間は私を、止めます。行く必要性が無い!と。
子供が死んでも良いって思っている家だという認識。
確かに、
どうしてアンジェロくんは、おいて行くのか？は
夜、仕事から離れられない（つまり野宿だと）
ご飯は届けている、
簡易の家があれば、アンジェロ君も一緒に
野宿できる。
本当か？？？
わかっているのは、彼がひとりで家に残されていること。
そして機能は少しづつ改善してきていること。
家はいつも掃除されきれいです。（私の一つの判断基準、でも、この家が仮の家なら綺麗でも普通）
根底にいつも出て来る理由は
「だって貧しいから」
この言葉、万能!
貧しいにも、いろいろあります。
貧しい中、何を大事にしているか、
私はできることを、コツコツやっていくだけ。
生後3ヶ月で、体重3·1キロ。
上の3人の赤ちゃんも、生後数日ですべて死亡しています。
そして、成人用粉ミルクを与えられている赤ちゃん。
遺伝子的に問題がある可能性を、日本から教えて頂きました。が、改善できる点、大人用ミルクでなく、赤ちゃん用ミルクを飲ませてみる。
とりあえず、成長して欲しい!です。
これは、まだ発熱してた時。原因の一個は、母親の妊娠中からのたばこ🚬、咳が出てても、くわえたばこで母乳上げていたらしい。
其々、いろいろ。
とりあえず、支援物資の写真なども。
