産後1日目のママ。

海岸沿いのスクワッター。

2畳ほどの広さが彼女の家の全て。

お隣さんと壁を共用しているから、

産後のマッサージしていると、

お隣さんの排泄音が

びっくりするほど近く聞こえ、正直ぎょっとしました。

 

でも、彼女にすれば、日常の当り前。

クリニックの体が伸ばせる平らなベッドより、

床もぼこぼこ、本当にびっくりするぐらいぼこぼこ。

子供の通りすがりの人も

興味本位でのぞき込む。

でも、

この家が彼女の安らぎの場所。

 

一昨日、おさんが終わったら、彼女は

帰りたくって、帰りたくって、仕方なかった。

産後後、安静にできないぐらい歩き回って

(禁止しているのですが)

眠いから帰りたいって。

 

おっぱいも一人目、飲ませていないかったので

(今は便利な粉ミルクがあるので、努力する前に諦めちゃう)

今回は初めて初乳をきちんと含ませる事が出来ました。

 




自分の物差し、他人に充てるといけないなー。

何処でもその人の幸せはある。

そして赤ちゃんは、ママが幸せなら、大丈夫。

ビニールでくるまれた家ですから、実際

中はちょっと暑め。

でも、適応して皆暮らせる。

 

夜のおさんの方も、(子連れなので、産後の母一人じゃ難しい)

生まれた後、すぐに夫が仕事に出て(漁港での魚の販売なので、早朝)

結構、遠方なのに、ご近所さんがヘルプにやって来てくれました。

 

家や生活環境は、彼女厳しい場所です。

中毒の方も多く、彼女も前回のお産後訪問時

重い喘息発作を起こしている最中で

病院へ行けない家庭環境、

大丈夫か??って

いう状態でした。(たまさんが調整してくれて、その後苦しく無くなったらしい)

 

全部、その人にとっての大丈夫の世界が

落ち着く、温かい場所だし

今回も、産後出血も多く、点滴入れたのですが、

どんどん喘息発作が起こって来て、

当然、やれることはやって、

ご近所さんたちが来て、

より、リラックスできたんでしょうね。

 

幸せの在り場所。

全部の人のその中ですね。

幾人か赤ちゃんが誕生しました。

ご支援に感謝しております!!