昨晩、アメリカのドゥーラのお仕事の様子を映画で見させていただいた。
主に若年層の妊娠(特に孤立している)を支援されている献身的なお姿が紹介されていた。
ここも、多数の若年妊娠がある。
けれど、こういう問題は地域が限定される。
そう考えながらだった。
映画の直後、お産があった。
このタイミングで15歳の初産。
産婦のおばさんが付き添うお産だった。
恐れず、静かで、とても冷静なお産だった。
健診に1度しか来ていないので
私との関係性もまだまだなのに。
アメリカ映画にあったような深刻さや問題は
やはり、ここでは少ないと感じた。
彼女も妊娠は咎められた。
だってまだ中学生。
でも、受け入れ
祝福する人も多い。
家庭以外にも彼女の事を気にかける人が多い。
なぜなら地域で彼女は育って来たから。
彼女を幼いころから知る人が、彼女の居場所になる。
おせっかい焼きがここでは、迷惑とはされない。
どこの家でも、食事時に訪問したら
「一緒にたべよう!」と声をかける人たちだから。
15歳の妊娠が問題なんじゃなくって
子供が育つ地域社会が分断されているか、否か。
家が不健全でも、周囲が気にかけて関わっていれば、乗り切っていける。
母子を助けるのは、ご近所さんレベルのおせっかい。
赤ちゃんの泣き声が響けば、直ぐに駆け付けれるし
直ぐに相談できる距離。
映画の中のアメリカでは地域社会の崩壊が
人間関係の希薄さが
根底に流れているのだな~と思った。
日本でも、
出来る人から、おせっかいやって行って欲しいなとも思った。
赤ちゃんや子供は大人をまねて育つ。
周囲は悪い人、無関心ばかりがいる社会より
周囲は頼れる、温かい人がいる、そういう社会で生きて欲しい。
誰かが、始めないと。
15歳のママはとても上手に乳をやり
赤ちゃんをぎゅーと抱っこしていた。
何処で生まれる命も
母の安心、幸せの中から始まって欲しい。
お互い様で育って行きたい。

ご支援に感謝しております。
こちらは8人目!

