今朝、「生まれた!生まれたの!」と言いう声が響きました。

 

産婦は、トライシクルの中。

一緒に乗ってきたおばさん?が騒いでいて、

産婦に動きはありません。

 

夫はおどおどと近くにいるだけ。

生まれた??

産婦はパンツも、半ズボンもはいたまま。

確かに、そこが大きく垂れているので、

赤ちゃんは生まれているのでしょう。

 

呼吸は??

ズボンも、パンツも脱いで!

 

様々なもので、ぐちゃぐちゃに(特に母親のうんち)

汚れたという表現がぴったりの赤ちゃんが元気にいました。

 

夫とおばさん、大人が2人いるのに、

産婦を動かすこともしない。

こっちは早く、人目のないクリニック内に運びたい。

手伝ってくれない・・・付き添いの家族。

 

おばさん「だって私は12年前に帝王切開しているもの、傷が開いちゃう!」

(フィリピン、腹部切開の手術後、何十年もこういう理解の人多いです。働かない理由に使っています)

 

夫「俺は虫歯が痛くって痛くって」

(おっさん!今生んだばかりやろう!しかもお前の子供!)

 

めっちゃ、危機感もなく、使命感もない。丸投げ~

 

母に赤ちゃんは抱っこされ、その母をティナと

トライシクルのドライバーが抱き上げ運び込む・・・。

 

うんちっこの赤ちゃんは、現状とってもご機嫌です。

9人目の赤ちゃんだそうです。

 

母体のうんちにまみれた、日本なら心配が先に来るでしょうが、

ここでは心配の先取りをする人はいません。

 

検査もできないし。出たとこ勝負。

不安もない、不満もない母親のそばにいる赤ちゃんは

終始、穏やかでした。


でも、もう少し使える付添人を連れてきて欲しい・・・。

何もしない歯痛夫は、奥さん用に出された抗生物質と痛み止めを勝手に

服用し、横のベッドで寝ていました。

 

赤ちゃんに関しては数日後、様子見ます。

赤ちゃんサイドには、不平不満はなし。

こっちは、最後は笑えたけど、

ツッコミ入りまくり、

こぼれたうんち掃除、でした〜。

ご支援に感謝しております。