まとまらないですが、今日昼からケアする予定の方が一人来られませんでした。
2週間前も、同じように通って来られていた方が亡くなられました。

昼から時間を指定してきていただいているのは、多くは末期がんか重症の慢性疾患の患者さんです。

生死の関わる段階で、でも貧しいから医療は受けられなくって、かといって命を諦めて絶望している訳でもない、
そんな方々がお昼過ぎに家族に付き添われたりして来られます。

大丈夫!病気と一緒にでも生きよう!
笑う事が治す方向に体を持っていく、
温めることは絶対大事!
神様からの食べ物(自然な物)を頂き、感謝する、

基本、マッサージやお灸などで体を温めます。

そしてご寄附いただいてるいろいろな健康食品をお渡しします。

ステージ4と言われ、余命宣告されていた男性の頸部のリンパ腫はかなり消退して、小さくなりました。
肝臓癌が疑われる黄疸の顕著な男性も、黄疸がかなり消失してきています。
付随していた皮膚のかゆみも収まりつつあり、腹水がおそらく溜まっているのはまだまだ気になりますが、
悪化はしていない手ごたえがあります。

亡くなるタイミングと思う事にしていますが、
そういう方はいくつか、もう長くないんだなと思える発言があったり、訴えがあったりします。
大抵どの患者もここに来られる前よりは体調が回復し、治癒への希望が生まれる経験があるので
それを受け入れるのがこちらでも、簡単ではないです。

「2週間はね、すんごく調子が良かったの、腹水のお腹もこれぐらい小さくってね、足も軟らかくて(浮腫でカチカチ)夜もずーと寝れたのよ!(肺水腫のためこの人の経皮酸素濃度は74ぐらい、一番良い時は85まで回復していました、酸素なしです)
でも今朝はなぜか、腹水が戻っちゃってね、結構しんどいのよ」

気のせいかもしれませんが、あ、もう長くないのかも…という予感。
奥さんにいつかは言わなきゃって思っていた、絶対に治る訳じゃないんよ、心臓が限界に来たらしょうがないからねを先週伝えました。

伝えて良かったのかな?看護する人の気力がそげてしまったら後押しになってしまうし、そんな後悔が残ります。
でも市場で野菜を売っている奥さんに出会ったスタッフが
「またよくなっているよ、ありがとう!って言っていた」
でも今日彼は来ませんでした。



「私もう,無理なんだろう?」
元々乳房のしこりに、気が付いても貧しい家族に心配をかけまいと黙っていた女性
静かに天国に行けるように祈っていたと言います。
でも娘が気が付いて、ここに来ました。
そこから3か月、ケアをしました。
でも最後の2回は最初の言葉が出ました。

「治るのかい?」

頑張らせすぎているのかな?
人の死に関与するには、やはり荷が重い。
生きる、死ぬにもタイミングがあるのでしょう。
少しでもいい人生を送られるお手伝いができるなら良いのですが・・・。

ご支援に感謝しております!