手術後今日で3日目になるレチェリン。
術後ICUで1日は麻酔がかかったままで様子観察をするのがここでのルーチン。
1週間と言われていたICUを何と!!2日で出てきました。
 
チューブ類もほとんど取れて、今日は最後の胸部に入っていたドレーンも無くなり
酸素も外されました。残るは点滴のみ。
 
術後、レチェリンの苦しさは、吐き気のようでした。
目が覚めてからは吐き気に何度も襲われ
ICUで時々面会できる母親が「ずーと、おえっ!てなっているのよ…何も食べていないし、死んじゃうじゃないかしら?」と、弱気な声で答えます。
「今日レチェリンが食べたのは少しの水とキャンディーを舐めただけなの・・点滴もないし…」
 
医師の方からは手術も順調、術後も良い回復で明日には病室に戻ると術後初日に連絡を受けています。
何じゃ?このギャップは??
 
どうも、術後の痛みやら嘔気など術後合併症と言われるものに、あまりここの看護スタッフはケアをしない様子。
全身麻酔で全身が一度眠っているのだから、消化器系を触っていなくとも、腸管が上手く動かず、吐き気になることだって当たり前だろうし、貧困でエアコンに入ったことのない体重18キロしかないレチェリンが、手術室、ICUと続けてガンガンにエアコンの中でしかも薄い手術着だけで過ごしているのを考えても、体が冷えて不調が来ていることだってあるでしょう。
 
でも、一切お構いなし。
医師が何か指示しなければ、何もしない…。
 
何とかこちらから面倒をみてくださっている専門医が土曜日の夜に診察によって下さり、
嘔吐止めの薬を打ってくださって何とか、眠ることができた様子。
 
今朝、ハイナの2人がマニラへ帰るのに一緒に来てもらった時は、点滴漏れで血管痛を訴えて泣いていました。
我慢強いレチェリンが私たちに初めて見せた涙です。
本当に痛いんだろうな…。点滴が漏れていると判断した看護師は点滴をクランプして・・・
「医者が来るまでこのままで、待っていてください」
 
…?点滴の抜去もしちゃダメなんだ・・・。
せめて抜いてもらえれば、多少物理的な痛みも精神的にも痛みは和らぐだろうに・・・。
日本なら点滴の針を抜くぐらいは看護師の判断で行えます。そしてその後、多少でも痛みが和らぐように
。。すいません、また続きはあとで、お産です。