レチェリンの手術が今日の12時に行われました。
今朝は、ちょうど来ていた日赤・ハイナの学生さん2人と一緒に術前のレチェリンの様子を見に行きました。

その後、病院で初めて会う専門医の診察を受け、術前準備に胸部のレントゲン、尿検査、血液検査、心電図(心電図の検査は端子を付けるのがこそばくて、大笑いしてしまった様子)
呼吸機能検査、そして最後に心臓のエコーをもう一度受けて・・その合間に手術の流れの説明が病棟の方からあり、絶飲食になること、食事・水分制限(差し入れでも食べれば報告することなど)、手術費の支払い、など全てが終了したのが夜の8時だったそうです。
今朝は3時からの絶食で、5時に点滴が始まり、私たちが到着した8時半にはもう一度寝直していたところでした。
小さな体のレチェリンが大きなベッドで病院のシーツにくるまって、笑顔を浮かべていました。
昨日は「私これで走れるようになれるのよね?」と、とても期待して手術に向かえることに
感謝と喜びで溢れていた彼女でした。
先週、支払金額の交渉が成功し事が急激に動きはじめました。簡単にですが説明します。
12月にレチェリンの資金が300万円近く、集まっていました。
このことをクリニックの監督医に話すと
「チャリティーで並んでいる子達にここまで自己資金がある子は少ない(いない)だろう、
ハートセンターと交渉すれば(専門医と直交渉)、手術は動かせるはずだ」
しかし時期がもうクリスマス、そして新年。皆がお休みモードになりまともなドクターは働いていない時期。
会計も正しく機能していない時期、
正常運転に戻る1月過ぎにもう1度、心臓専門医に問い合わせるしかないということで、
時期を待つ以外にその時はありませんでした。
また年内に新聞社の基金の採択が決まる可能性もあったので、どちらに動くか???をじりじりとした気持ちで待ちました。
日本で手術すれば、無理されずに彼女にとって一番いい術式で手術してもらえる。
しかし、手持ちに資金では到底無理。
フィリピンでチャリティー手術が出来ても、その後の回復が思うようにいかず、多くが亡くなっていると医師からは聞いています。
そして12月、香港在住の方から、また大口のご寄付が来ました。レチェリン資金が400万円を超えたのです。
1月に入り、ドクターが中間に入ってくださり、専門医との資金交渉が始まりました。
400万円?それだけあるのなら、チャリティーでなく、本当の専門医の手術が受けられるわ!
でも本当に足りるのかを計算するにも、もう1度検査を受けてもらわないと。
そう言われて動き始めたのが1月の15日。
検査からとんとん拍子に話が動きました。
「お金があるとこんなにも話は早く動くし、この国の熟練専門医が手術を担当する…」命は本当にお金次第なんだと、何度も感じること度々。
成功率を確認、手術より術後に急激に改善される血流により起こる合併症をレチェリンが乗り越えらえるかどうか
が大きな問題でそれ以外は大丈夫だろうと言うのが専門医の意見でした。
そして今日の10時には手術室へ移動
し、12時ぐらいから手術が始まった様子。(ストレッチャーに乗ったレチェリン)

手術室からICUに移動したと連絡が入ったのが午後4時過ぎ。
5時には担当医から無事手術が終了したという説明がありました。
あとは術後管理。
早ければ1週間から2週間でICUから出られます。
とりあえず、日曜日に
もう1度経過を見に行くと約束して今日は帰ってきました。
急変があれば連絡が来るようになっています。
無事、ICUから出られるように一緒にお祈りいただければ嬉しいです。
術後1日は麻酔下で経過観察です。レチェリンが明日無事目を覚まして、回復していくように。
今は祈るだけです。
とりあえず、手術は無事に成功しました!
ご支援に感謝しております!!!!