自宅でお産をするのはやはり珍しいことなんだなーと、
出生証明でもめてしみじみ思いました。
出生証明は医師か助産師の証明ならすぐに受理されるのですが、
それ以外、つまりその他の人が証明するには、裏を取ることが決まっているようです。
13年前、上の子供が生まれる時は実は自分の名前で出生証明を出しました。
お産は私と夫の2人で行ったからです。
市役所もまさか、産婦本人が出生証明を出してくるとは考えていなかったのでしょう。
ノーチェックで受理されたので、今回も問題ないと夫は思ったようです。
私が書くからと言っていたのに、市役所でお産の説明をしてしまったから大変。
市役所は初めてのケースでどうするか大騒ぎ。
こういうふうに医師や助産師が立ち会わないお産は、法務局が本当にお産があったのか?
その子は本当にその産婦が生んだのか?などを調査するようになっているようです。
直ぐに法務局に話しは流れてしまい、通常ならこれらの調査のために3週間ぐらい、
出生証明の受理に時間がかかるそうです。
「ええええーーー3週間!!」そこからパそポートを申請したりすれば楽勝で1カ月コース。
フィリピンで子供たち2人だけで、います。
夫もこれ以上フィリピンでの仕事に穴を空けるわけにはいきません。
法務局の動きを待っていてもじれったいだけなので、産後2日目に赤ちゃんを連れて法務局へ押しかけました。
早くフィリピンへ帰りたい事情も話し、市役所でもめてしまった事情も説明。
このときは行きさえすれば結構早くに決着がつくのかと思っていましたが、
一度、法務局へ話が通れば、話はそう簡単ではないと分かりました。
お産の事情を話し、複数の人の証言、妊娠経過の証拠などあらゆることに証拠を持ち込んで
出産が事実であり、生きて生まれた子が正にこの子であること(病院から盗んできたような子供ではないことの証明)を立証する必要がありました。
話したことを法務局の方が文章でまとめ、それに間違いないと署名する必要がありました。
聞けば、自宅出産の自己介助は少数でも増えており、素人の自己介助は法務局の人が家庭訪問して
事実確認をするシステムができいるようです。
なるほど…そりゃ3週間コースになるわなー・・。
お産をよくよく知らない人たちが家庭で助産師なしに出産する、理由は経済的なものだったり
いろいろのようですが、法務局に方いわく、やはり話を聞いていて心配になるような状況も多いようです。
自分が家庭で産んでおいてなんですが、やはり相性にい助産師がたちあってくれることを私は勧めます。
お産でもし、首が引っかかったとか、生まれて泣かなかったとか、何かあった場合に対処できないことがあれば
その子が育って行く経過の中で何か問題が起こった時、お産の時の後遺症では・・と
せっかくのお産が後悔の種になるからです。
知っている、経験していると全くの素人ではやはり違う、そして自己責任では納得できないのがやはり
子供の一生に関わる問題だろうから・・。
出生証明は法務局まで出向いて結果的には正解でした。
事情を理解してくださった係りの方が、面接など時間などたくさんの点で考慮してくださり、
通常より早く、出生証明が受理されました。
現在、パスポート申請に入りました。
やっと帰るめどがつきそうです。