サンバイノーッ!
ただいま、モンゴルのウランバートルにおります。
”モンゴルに行けば草原がある”
って思ってここへ来たけど、
正確には、
”草原にモンゴルがある”
だった。
町でさえ、草原の中に丸く広がってるだけ。
車で走っても走っても、360°ひたすら草原が続く。
たまに、ポツンポツンと白いゲルが遠くに見える。
ウランバートルから西の果てまで。
モンゴルはあまりにだだっ広い自然が広がるだけで、
長距離移動の途中経由できる町も無いに等しい。
自力での旅はかなり難しいと判断。
ウランバートルから、20日間のツアーで旅してきた。
ツアーかぁ・・
って、けっこう最初は気が進まなかったんだけど。
2人してこういうのが苦手ときてる。
でも、これがなかなか楽しい思い出になった。
メンバーは、あたしとともちゃんのほかに、
生物学者のオーストラリア人、デビット。
ガイドはモンゴルのなかやまきんに君、ノヨ。
ドライバーは生きるGPS、バイラ。
この5人で20日間、ひたすら毎日一緒だった。
何もないただ広がる自然の中で、
頼りになるのは、
ノヨの筋肉と、
バイラのGPSだけ。
毎日ノヨの作る男飯を食べ、
バイラの運転するロシア製のバンで草原を駆け抜け、
たまには川さえ渡ってしまう。
テントかゲルで眠り、
シャワーは20日間で4回。
最後の最後で大自然の中に思いっきり放り出されて、
改めて世界の広さを見せつけられた。
そこで生活してる人はほんとうにたくましい。
モンゴルって、冬はマイナス50度とかなんだって。
そんな中で、遊牧民は生きてる。
人は、ほんと素朴。
歌を歌いながら羊を追う少年は、カメラを向けると、
まっすぐに立ってこっちを向いてくれる。
湖の近くで会った赤ちゃん、ニャンダは抱っこすると羊のミルクのにおいがして、
笑うと目が無くなる(笑)
スーツをばっちり着込んでたおじいちゃんは、
酔っ払ってもかっこよく馬に乗ってお家へ帰っていった。
モンゴルは、
ほんとに何もないよ(笑)。
生活自体も、
もともと遊牧民だからだと思うんだけど、
本当にシンプル。
でも、何だろう。
どこの国にも似てなくて、
ここはここでしかない気がした。
そして、ある意味イメージ通り。
草原でも町でも人々は馬で移動だし、
ゲルに住んでる人はたくさんいるし、
予想通りの朝青龍顔だしね!
さて。
私たちの旅ももう終わり。
旅した期間、1年と16日間。
旅した国数、16カ国。
大きな町、小さな町、訪れた町は数え切れない。
赤ちゃんから、おじいちゃんおばあちゃんまで、出会った人は数知れず。
そうだなぁ、UNOも一生分やった。
たくさんの思い出が、
今は少し重すぎて、
帰国するというのは正直少し複雑でもある(笑)。
旅って、最高に贅沢な大人の遊びですから。
でもね、旅をして思った。
どんなに好きな国に行っても、
どんなにすてきな人に出会っても、
やっぱりわたしが
”ただいまっ!”
って言えるのは日本で、
こんなふうに1年も遠いどこかを放浪していても、
わたしのことを忘れずに待っててくれる人に対してだなぁって。
そこ以外、どこにもない。
そんな場所があるから、
毎日こんなに幸せだったんだと思う。
十分遊んだ。
さあ、あたしもお家に帰ろーっと。