港の陶器パサール、Ular Permai Market | sehari-hari~ジャカルタ生活日記と日本のインドネシアネタ

sehari-hari~ジャカルタ生活日記と日本のインドネシアネタ

2017年4月~インドネシアのジャカルタへ

ジャカルタのいろいろな情報話題を日記として記録→2022年8月に本帰国しましたが、
2023年9月から再度ジャカルタ生活へ

ヨーロッパへスパイスを輸出するために必要な船の中継地としてジャカルタに砦を築いたのが、オランダ東インド会社です。

最初いまのスンダクラパ(Sunda Kelapa)にあった貿易港は、貿易の規模が大きくなるにつれて手狭になり、Tanjung priokの新港に移ります。
Tanjung priokの港の近くには、両替するとこや、古い小さなホテルが結構多く、外国船籍の船も寄港するんでしょうか

そこに細い通りにお店がずらりならんで、細い道からもさらにくねくねはいっていくようなPasarがあります。
ブルー&ホワイトと呼ばれる陶磁器で、中国で作られた磁器がジャカルタを経由してヨーロッパに輸出されていきました。

ヨーロッパで人気があったこれら陶磁器は柄がヨーロッパ風になり、ヨーロッパ独自に発展して有名なブランド食器になっていきます。

もともと蛇市と呼ばれたパサールは、昔はブラックマーケットとして盗品や禁制品を売っていましたが、港から近いため他より安い価格で、ヨーロッパからの輸入品も流れてくるようになり、今はガラス製品と磁器を中心とした市場になったそうです。
今はブラックマーケットではないですが..

服とか鞄の一般的な衣料品のお店もありますが、商品のイメージとしてはマエスティックよりも、もっともっとローカル向け。
(マエスティックはメイドさんでも高いという、車で買い物に来れる層の市場)

お店の数としては、磁器とガラス製品など食器と装飾品が多いです。
お店の奥にいけば、ちょっと高めの輸入品(本物かどうかは定かではないけと ど)っぽいものがケースに入ってたりもします。

おもしろいのはこんだけ店が何軒もあるのに、ブルー&ホワイトに関してはほぼ同じ商品である。

ヨーロッパ磁器のような薄い作りの磁器ではなく、分厚めでデザインがヨーロッパっぽいもの、中国っぽいもの。

裏を返すと、メーカーが全部同じ!

ただ店によって、お皿の揃う枚数が違ったり、大型のものを扱ってるかどうかが違うくらいで、出所がほぼ一緒!

昔々輸入や輸出してたものを模して作ったものだと思う

スラバヤ通りのように、新品とアンティーク、アンティーク風なものが混在する。
よくオランダ大使館のバザーで売ってる風車の置物とか、中華料理やさんにあるようなでっかい壺なんかもあります。

日常使いしやすそうな20cmくらいの平皿や、小皿などは重たくもないし、ほしい枚数なくても隣の店に同じものがあったりするから良いんだけど、微妙に値段が違う...

どこの店も同じメーカーのものなのに

しかも顎が外れるほど安いか?っていうとそうでもない...
同じものをモールや別の食器やさんで見ると3割~4割くらい高いので、ローカルで知ってる人はここまでくるんだろうけど

やっぱりインドネシア人Ibuが、何軒もはしごして品定めと価格交渉していた。
バザールでも、「卸値だから」とか「もともと安いから」とか言って値引きしてくれないとこも多い。
(日本人だからかもしれないけど)

ここのパサールは値段交渉の余地ありな感じです。
大物でなければ、お皿などは何枚か買うことになるだろうから
こんな飾りや、ガラスの置物などもメトロやACEで見ると結構なお値段のものが、ちょっと安め

ただここは遠いんだよ、
距離は大したことないけど、混むんだよ、時間がかかる。

土曜日だったので、割と早くついたけど、それでも一時間。
パサールは土曜日は人も少なく、渋滞もないけど、中華街も含めて、土曜日は店が休みのところもある。

ただジャカルタ観光局が紹介する北ジャカルタの観光スポットでもあります。
ここと抱き合わせで、タンジュンプリオク港とか、1900年からあるオランダがたてたTanjung priok駅、アンチョールなんかは一緒に回れます。

Pasar Ular Pernai
Jalan Kebon Bawang V No.46 Pasar Ular Permai, Kb. Bawang, Tj. Priok, Kota Jkt Utara
PVアクセスランキング にほんブログ村