(イメージはAI)

 

 日曜朝、APのトップニュースのひとつは、「テイラー•スイフト、ロサンゼルス空港に到着」でした。

 

 この数日間、アメリカのメディアの一番の関心事は、日曜日の午後に恋人が出場するNFLの優勝決勝戦スーパーボールがラスベガスであるのに、土曜日に東京でのライブ公演をスケジュールしてしまっていテイラー•スイフトが、試合に間に合うように帰ってこれるのか。

スイフトはカンザス•チーフズのトラヴィス•ケルシー選手と熱々の仲であることは周知の事実なのです。

 

 公演会場から羽田までは30分くらいだから、スイフトが日本時間の夜9時頃に公演を終えたら空港に直行して、11時半までに飛行機に乗れば、LA乗り継ぎでもラスベガスに米時間の午前中に到着できるはず、などという細かい情報をニュースが伝えてました。それだけではなく、なんと米国の日本大使館までが、「テイラー・スイフトは東京に来ても試合に間に合うように帰れる」という公式な声明文を発表したほどです。

 

 ということは、日本の政府がスイフトを国益にかかわるVIPとみてパトカーの先導で東京の高速を突っ走るのを許したのでしょうか?それにしても、夜11時半に出発する便なんてあるのかしら?それとも彼女のために出発遅らせるのかしら、と思っていたら、スイフトは自家用機を持っているから乗り遅れの心配はない、とのことでした。

 

 結局は、スイフトはゆとりでラスベガスに着いたようで、スーパーボールの特別席に最初から登場。試合は逆転の連続で、延長戦になり、最後の5秒のタッチダウンでカンザス•チーフズが勝利。カメラは心配そうに爪を噛んでいたり、飛び上がって喜んでるスイフトや試合後のふたりの抱擁をしっかりととらえて視聴者サービスしてました。

 

 スーパーボールのTV中継の間のコマーシャルは最大の視聴者数を獲得できるとして、大企業が大枚を払ってCM枠を確保し、面白さを競うのは例年のこと。まったく無名だったApple社もディストピアから民衆を救うコンピュー革命としてマックコンピュータ新発売を告げるユニークなコマーシャルで一躍有名になったのです。

 

 スイフト観戦で視聴率がさらに高くなることがわかっていた今年のコマーシャルには敬遠しがちなハリウッドのスターも続々登場。印象に残っているのは、保険会社の「エージェント」役でCM撮影中のシュワルツネッガーがせりふで言う"Neighbor"(ネイバー) が”never"(ネヴァー)と聞こえてしまうので監督から何度もやり直しさせられてる、というコマーシャル。オーストリア出身のシュワルツネッガーは英語のなまりがひどいことで知られているのです。

 

 それにしてもアメリカ人のスイフトへの熱狂ぶりは異常とも思えるほどで、今年秋に迫った大統領選の鍵を握ると、政治評論家までが注目しています。

 

 MAGA(トランプ盲信派)は、スイフトが2020年の大統領選時と同様に、さらに今回は、チーフスが勝ったらフットボールファンの間で大人気のケルシーと一緒に、スイフトにバイデン支持を表明するのではないかと戦々恐々。スーパーボールもバイデンの陰謀だ、などと騒いています。

 

 T自身も「スイフトが大儲けしたのは芸能人に有利な法律を承認した自分のおかげ。裏切って私以外の候補に支持表明するな。リベラルなケルシーも好きだよ」と、ふだんは自分を支持しない人に対しては嘘八百で鬼畜のように言うTにしては珍しく、いう脅しに媚びが混じったようなメッセージをソーシャルメディアに投稿。もしスイフトがバイデン支持を公表したら、狂信的なT支持者にスイフトはアンサツされる恐れもある、と警鐘を鳴らす向きもある。

 

 私は音楽聞きながら仕事ができないタイプなので、スイフトにも関心がなかったのですが、あまりに世間が大騒ぎしているので、スイフトの曲を聞きだしたら、面白い!失恋したことのある人の心に響く現実的で具体的な歌詞で、これはアメリカ版のユーミン(松任谷由実の初期)だな、と思ったのでした。

 

 とくに気に入ったのは、「シェイク、シェイク、シェイク」というフレーズで大ヒットした”Shake it off".

 

Heart-breakers gonna break, break, break, break, break And the fakers gonna fake, fake, fake, fake, fake Baby, I'm just gonna shake, shake, shake, shake, shake Shake it off, I shake it off

 

失恋の痛みも、嘘つきへの怒りも、ふるい落とせ、

というわけで、フェイクニュースで人を惑わすTへの批判も

込められているように思えます。トラウマ解消のコマーシャルソングにも最適です!

 

 実際、Shake it off、ふるい落としは実際、一番かんたんで’効果的なトラウマ解消法として精神科医も勧めている心身療法です。嫌な記憶は体でふるい落とすのは、人間も含む動物がもつ生存本能。天敵に襲われ絶体絶命になったイパネマが死んだふりをして、敵が去ってからしばらくすると、ブルブルッと身震いしてから起き上がり、何事もなかったかのようにぴょんぴょん去っていくビデオもあります。

 

 皆さんも嫌なことがあったら、ストレスやトラウマ解消に、Shake it off、お試しくださいね。スイフトの曲聞きながら踊れば、さらにパワーもチャージできそう!

 

 

*トラウマ解消で人生の可能性を再開拓したい方には、

HMRトラウマ解消法のZOOM個人セッションも受付中です。

 

*カーラのライトランゲージ&チャネリングZOOM講座、2月22日午前9時から残席1席あります。

 

*気づきと自己変革を導くイーレン気功ZOOMクラス、開催中。今月の焦点は内臓とその経絡をパワーアップする気功法です。お子様連れ、ビデオ視聴もOKです。

 

 

お問い合わせ、お申し込みは

https://www.erikorowe.com/events