日本の皆様、三が日どう過ごされましたか?私はクリスマスの親戚との集いのあとは、アランとふたりで、家でのんびり、ゆったり新年を迎えました。

 

FBにはおいしそうなおせち料理の写真がたくさん掲載されていて、そういえば、去年日本で最も多く聞かれた質問は、一昨年秋の「アメリカでは誰もマスクしてないって本当ですか?」に代わり(答えはノー、いつもマスクしている人はいましたし、いまでスーパーなどではいます)「いつも家ではどんな料理作っているんですか」だったな、と思い出しました。

 

この質問は、アメリカでも初対面の人によく聞かれるので、異人種カップルに寄せられる普遍的な疑問のようです(面と向かって聞くのは憚れる他の質問もあるかとは想いますが)。というわけで皆様の疑問に答えるべく、去年の暮れから昨夜(1月2日)までの我が家の食事を公開します!

 

まず、クリスマス。去年のクリスマスは月曜日で、音楽の教授から看護士に転職したアランの従兄弟が仕事とあり、シアトル近辺の親戚一同が集うクリスマスパーティは前日のクリスマス・イブの午後(アメリカではイブは直前のギフト買いのショッピングデーでロマンティックな雰囲気はゼロ)。メニューはローストビーフと、ローストポテト、ブロッコリー&カリフラワーのキャセロール。私はその数日前にうちのオーブンが壊れたので、温かい料理はつくれず、生ハムとメロンorマンゴ、モッツァレラチーズの串剤というフィンガーフードのアペタイザーを持ち寄りました。アランの別の従兄弟が3度目のコロナに罹り、副菜をいくつか持ってくるはずだったその一家が来れなくなったので、ご馳走の品目の数は例年より控えめ。デザートはピーカンパイとパンプキンパイとクッキーでした。

 

翌日、クリスマス本番の晩ごはんには、豪華な鴨のロースト(といってもコスコで買ったレトルトパック)をメインに、副菜あれこれ作るつもりでしたが、前日の残りのローストビーフや副菜をお土産にもらってきていたので、まずそちらから食べることにして、ほぼ前夜と同じメニューにサラダを足しておわり。

 

一昨年の大晦日には、一昨年、年越しの蕎麦づくりに挑戦して大失敗したので、去年は大志は抱かず、普通の市販の乾蕎麦に和食スーパーで見つけた冷凍のエビとかき揚げの天ぷら載せた温蕎麦とサラダで軽い年越し夕食。夜はカウントダウンにあわせて行われるシアトルの花火大会を見に出かけて、車が大渋滞で絶好の高台のガスパークに辿り着けず住宅街の路地に何時間も閉じ込められた経験もあるので、今回は家でゆったり、頭もカラにして大晦日恒例のニューヨークのタイムズスクエアからのCNNの生中継をみることにしました。

 

毎年恒例のマイウエイ、イマジン、ニューヨーク•ニューヨークで締めるタイムズスクエアの祝祭の光景を見ながら、ふたりとも外で仕事をしていたので知り合いも多く、大晦日はニューイヤーズ・イブのパーティのはしごをしたり、家でパーティ開いたりしていたエキサイティングなニューヨーク暮らしを懐かしく思い出しました。でも、いまは人混みと喧騒の中の暮らしに戻りたいとは思わず、緑葉樹に囲まれ、冬でも緑は目に優しいシアトルの郊外にいてよかった、と思います。

 

年明けのカウントダウンでシャンパン開けると、そそくさと飲み切って寝ることになり、元旦から二日酔い気味になり後悔することが多いので、今回はシアトルの年明け待たずに、ニューヨーク時間のカウントダウン、つまりシアトルの夜9時にシャンパン開けて乾杯。その後は、クラッカーとトルティアチップスにチーズとかサラミとか載せてつまみながら、チャンネル変えて、地元のNBC系列局がライブ中継するシアトルの花火大会を見るつもりでした。

 

が、衛星放送のプロバイダーとテレビ局の契約問題のごたごたで、花火大会の独占放送権をもつNBC局は衛星放送では見れず。代わりにPBSで放映していた数年前のスティングのコンサートの中継録画で2023年を締めくくりました。

 

さて、話を食事に戻して、おせち。これまでは、お正月が近づくと、日本のおせちが懐かしくなり、和食スーパーであれこれ買ったり、お煮しめくらいは家で作っていました。

 

が、つい最近、海外在住日本人のFBグループの書き込みで、年をとるに従って外国人の夫が和食を食べたがらなくなった、と日本人妻がこぼしたら、うちも、うちも、という声が殺到。それでアランに日本のお正月料理の好き嫌いを改めて聞いてみたら、数の子や小さな魚の佃煮とかは黒豆はもちろんのこと、里芋も煮物全般もあんまり好きじゃない、と告白。ということもあって、料理の手間を省くことに。

 

元旦の食卓はお雑煮とかまぼこと数の子(これは私の好物)のみのシンプルなブランチで済ませました。私は東京出身なので、いつもは鶏肉、大根とにんじんの紅白のおすましにお餅という関東風?のお雑煮を作るのですが、今年は冷蔵庫が満杯でチキンはコスコで買って冷凍してある鶏もも肉の大パックを解凍したくなかったので、同じくコスコで買った中華風焼き豚を細切りにしていれましたが、それなりにおいしかったです。

 

2024年初の夕食は、クリスマスに食べるつもりだった鴨のローストがメイン。副菜は修理してもらって現場復帰したばかりのオーブンで焼いた野菜のロースト。デザートには、しっかりドライフルーツをブランデーに漬けて用意していたのにオーブンが壊れたので焼けずにいたクリスマス用のフルーツケーキ。材料全て混ぜて焼く段階になって、フルーツケーキ用に使うパン焼き用の容器を書い忘れていたことに気づき、円形のケーキ焼き容器(日本語忘れた)で代用したので見かけいまいちでしたが、出来はまずまずでした。

 

で一人分で半身もあった鴨のローストは食べきれずふたりとも半分残したので、昨夜は残り物ごはん、それだけでも何なので、寒いので、冷蔵庫にしばらくあるキャベツをたくさん入れてベーコンとキヌアを足したスープを作るつもりでしたが、キヌアを炊き始めてから、暮れに大量に作ってしまったおでんがまだ残っていたことに気づき、スープはやめにして、冷蔵庫の残り物のオンパレード。でも鴨のロースト、前夜はそのまま出したら、文字とおりちょっと味気なかったので。バルサミコ酢と赤ワインのリダクションのソースは手作りしました。

 

どんな料理作ってるんですか?」という皆さまの問いには、たぶん「和食が多いです」とか「アメリカ風です」といった答えが期待されているのでしょうが、一言では答えにくい我が家の食事。しいて言えば、冷蔵庫の中見ながらメニューを決める無国籍または多国籍の即興料理かな。

 

ふだんは、もっと様々な野菜を食べるレインボーフードを心がけていますし。私の性格の反映で作り方は雑で見かけもこだわらず、軽量とかしないし味見も忘れることが多いですが、意外においしいし、ヘルシーな食生活ですよ。

 

これでも、イサカのエコビレッジに住んでいたときには人気シェフのひとりで、月に2回はひとり2ドル50セントの予算でときには80人の夕食を2時間で作っていたのです!その話はまたの機会に。

 

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