1095日。 | 今井絵理子オフィシャルブログ Powered by Ameba

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明日は震災から3年。

1095日、一日として震災のことを忘れずにいたのかと問うと、
そうではない自分がいました。

日々の生活に追われ、自分だけの世界で生きていたような気がする。

被害にあった方たちは、一日たりとも
「忘れたくても忘れられない。けど、忘れたくない。」
きっとそう思ってるのかなと考えると、
なんて自分は情けないのかと感じました。



記憶では曖昧になってしまうので、
記録として、ここに残したいです。



去年の12月24日。

福島県いわき市の久之浜小学校に訪れました。

ちょうどクリスマス時期で、その地区で活動しているボランティアの方々が開催したクリスマス会に参加しました。

この 小学校は震災以降、他の小学校を間借りして勉強していたようです。

間借りをしているので、学校に校長先生2人いたそうです。
子どもたちは経験したことない出来事がたくさんたくさんあったと思います。


そして、震災からわずか半年。
ふたたび本校に戻ることができた久之浜小学校。


車ですぐの場所には津波の被害も。

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そして、原発問題にも…とても苦しめられている地域でもあります。

この小学校は原発から半径30キロ圏内。

そこに本校を戻すことって、
とても勇気がいることだと思いませんか?

そして、そこに通う児童や家族たちの覚悟。


グラウンドには、こういうものがありました。
これは、放射線量を測定する機械。

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毎日、先生が測って毎日家族に朝メールを送るそうです。もちろん、手持ちのガイガーカウンターも。隅々まで検査。
「今日の放射線量」を見て登校できたり、できなかったり。

そして、安全に子どもたちを迎えるため、
例えば、放射線量が高い場所にはボランティアの方々が除染作業をしてくれてるそうです。

そして、その横には、

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ワシントンから寄贈された桜の木。

いつかいつの日か…と願ってるように、
児童が行き交う玄関にたっていました。

子どもたちはどう感じていたのかはわからないけど…
いつもあった、当たり前にあるはずだった
自分の机や椅子、友達の笑い合った教室…戻れて嬉しかったんじゃないかな。

友だちと再開でき、またいっしょに勉強できたり遊んだりすることって当たり前なんかじゃないって、大切な日々なんだって、
感じたのではないでしょうか。

この小学校に通うことに対して、
色々な声があったと思います。
そして、たくさん悩んだのではないかと思います。いや、今でも悩んでるかもしれません。

でもね。

家族で決めたことであり、
覚悟していることなら、
それでいいんじゃないかなって。

いや、それがいいんじゃないかな。

そして、いつの日か。
大きくなった育ち、
満開になった桜の下で、
何も考えず、何も悩まず、
笑っていられることを願ってます。