分かち合えるお母さんたち。 | 今井絵理子オフィシャルブログ Powered by Ameba

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アメブロのトピックス?ニュース?に昨日の記事が掲載されていた。

「絵理子 聞こえない子どもに謝る」

いやいや…(笑)。
なんだかとってもネガティブな日記っぽいかんじでとらわれたなぁーと反省。


できれば、

「絵理子 聞こえない子どもとエンジョイ!」
とか(笑)。
なんかそれはそれで軽いなぁ。

でも毎日大変だけど、楽しく面白く生きることがモットー(^^)

難しいですね。見出しって…。

さて。今日は、昨日の日記の続きで、
懐かしい気持ちにさせてくれたお話。

乳幼児さんから小学3年生を対象に音楽と手話による読み聞かせを行ったあと、
お昼ご飯の時間になったので、
ほんの少し乳幼児さんや3歳くらいの子を持つお母さんと少しお話する機会がありました。

あらたまって…というわけじゃなく、
ほんの少しの雑談。


目の前ではお母さんの手作り弁当をもぐもぐ食べ、わたしに「牛乳入れて」という女の子がいたり(笑)。

そんな中で、どこの病院に通っているとか、補聴器についてや、現在の息子の様子を話したり。

乳幼児さんのお母さんからすると、
わたしは聞こえない子をもつ先輩ママ(笑)。

先輩ママ…。(立派ではありません)

その言葉になんだか月日の流れを感じたり、息子が赤ちゃんだったころを思い出しました。 

「聞こえない」と知って、
それから色んなことを家族は学んだり、選択したり、迷ったり悩んだり…乳幼児のときは、ほんとあっという間。

最初は八方塞がりで、
「どうして我が子が…」と泣きながら思う親もたくさんいる。

わたしもそうだったから。

でもね。

泣いてばかりはいられないんです。

時間は止まっても、戻ってもくれないんです。

結果、進むしかない!!
時にふと躊躇もする時もあるけど、
進まなきゃいけない。

まずは、お医者さんからの色々な情報を聞くことから始まります。

何にも知らないところに、
ポーンと放り出された感じなので(笑)、
まずは「知っていく」ということが大切だったなぁと。

それにより、家族の不安や心配事も徐々に徐々に緩和されていくような気がします。

そして、放り出された場所から一歩一歩、
聞こえる世界と聞こえない世界をつないでいく…そんな印象がありました。

お話したお母さんたちも、
わからないこと不安なことをお医者さんや学校の先生に懸命に聞いていました。


聞こえない子にはいくつかの教育方法や治療?があります。

「うちは人工内耳しました。」

「うちは口話法にします」

「うちは手話で、ろう学校に通わせたい」

などなど。

今のところ、この三つが代表的かなぁ。

初耳!という方もいると思いますが、
そのことに関してはまた次回書きます。

私が感じるのは、
その子に合った教育方法や環境を整えてほしいなぁと。

そして、お医者さんや先生方にはこの三つの選択肢を、家族に与えてほしい。

お母さんたちには色んな学校をのぞいてほしいし、経験をたくさんしてほしい。

って、なんだか先輩ママっぽい意見が出ましたが(笑)、
わたしと息子もまだまだ知らないことがたくさんあります(笑)。

当時は育てられるのかなぁ、
手話覚えられるかなぁ、
息子の人生のことを思うと、
不安もあったけど、
もちろんそれは消えないけど、

それよりも「今」を大切に生きていきたい。

その「今」が積み重なって、
未来を作るから。

聴覚障がい意外にも、他の障がいをもっている方や家族のみなさん、難病の方もたくさんいます。

五体満足は当たり前ではなくって、
いつ自分が、家族が五体不満足になるのかわかりません。

五体不満足=不幸せ

ではない世の中になるよう、
母として息子を全力でサポートできればと
思ってます。 
息子には障がいがあることによって、
悲しく卑屈になってほしくはない。

胸を張って生きてほしい。

そのためには、まず母であるわたしが胸を張って生きてかなきゃね。


そして、もし五体満足ならば、
もう一つの手は「誰かを助ける手」
もう一つの足は「誰かと寄り添える足」
耳も目も片方は「誰かと一緒に見る、聞く」


そういう風に人と共存できたらいいな。


長々と書きましたが、
分かち合えるお母さんたちって、
ものすごく心の支えです。

子育てって十人十色で、
様々な子育て論がありますが、
わたしのモットーは、
「焦らず 比べず 諦めず 楽しく 面白くいきましょー」です。

時に肩の力を抜いて、
いきましょー!!!

ビバ☆母さん!

では。読んで下さったみなさん、ありがとうございました。