名古屋ビクトリア合唱団 第13回定期演奏会 | えりっき脳内議事録(えり丸)

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Diary and memo written by a pathologist.

5/28(土)にビクトリア合唱団の定期演奏会が行われました。

 

印象的だった曲をブログに記録しておこうと思います。

 

Josef Gabriel Rheinberger    ヨーゼフ・ガブリエル・ラインベルガー

"Drei Giestliche Gesange" Op. 69    「3つの宗教歌」 作品69

Abendlied    夕べの歌

 

 

Bleib bei uns,                              留まってください、私達の側らに。

denn es will Abend werden,            夕暮れが迫り、

und der Tag hat sich geneiget.       日もすでに傾いていますから。

(Lukas 24:29)                             (ルカによる福音書 24章29節より)

 

 

ラインベルガーは18世紀後半のドイツの作曲家だそう。

音楽史でいうと、後期ロマン派にあたるでしょうか。

ルネサンス期の作曲家であるビクトリアと違い、

和声にひとひねりあるのが特徴だと思います。

半音を綺麗に響かせるのがこんなに心地よいものかと思いました。

名曲であることと、そしてなにより、歌い手の努力の結晶なのだと思います。

 

丁寧に丁寧に音を重ねていく様がオーディエンスにも痛いほど分かり、

昔の演奏会より遥かに豊かな表現力があったと思います。

 

この曲はビクトリア合唱団に良く合う曲、得意とする曲だと思います。