夕日を浴びて、より一層柔らかさを増すクリスマスローズ。
いつの間にか日はすっかり長くなり、気がつけば冬はいつの間にか過ぎ去ろうとしています。
本格的な春は、すぐそこに。力強い生命の息吹を感じる――。

多年草の開花というのは、ガーデナーにとってはとても緊張する瞬間だと思います。
1年の生育状況を、育てる者の腕を、否が応でも見せつけられるのですから。
クリスマスローズ初心者の私は、この1年さんざんこの子に悩まされました。
今シーズンの花芽はたった1つ、それに対して少なくとも葉芽が9つ。
いわゆる「葉ばかりさん」に近い状態です。
まだ花が咲いただけましなのかもしれないが、酷い結果です。
この株の実力はこの程度じゃないはず。より良いものを目指せるはず。
思い当たる問題点と、その解決策を、無い知恵を絞って洗い出してみます。
1.夏の日照不足: 真夏に葉焼けを起こし、怖気づいて完全な日陰にしまいこみました。これがどうも花芽形成にマイナスの影響を与えたようで、花芽が少なくなったのではと思います。多少の葉焼けは気にせず、半日陰で育てると良いらしいとうことを、最近になって知りました。
2.秋の肥料過多: 肥料が多いと花芽が葉芽に戻ってしまうそうである。控え気味に与えたつもりなんだけど…どうなんだろうか。さほど問題なかったと信じているのだけど、実際のところは良く分かりませんでした。
3.冬の夜間の加温: クリスマスローズは低温が好きと言われているけれど、流石に0℃近くまで冷え込むと元気が無さそうでした。12月~2月までは、夜間に室内に取り込むべきでした。
とまあこんな感じで、課題山積といったところでしょうか。
この1年の経験を来シーズンに活かして、次はより健康でより大きな株に育てたいものです。
さあ、今週末はいよいよ植え替えですヨ!大きくな~~れ!