KO! | えりっき脳内議事録(えり丸)

えりっき脳内議事録(えり丸)

Diary and memo written by a pathologist.

KOとは,慶応の事ではありません.Knock Outの事でございます.
年末辺りから慢性疲労が続いてまして,休息の甲斐もなく,この土日はKOされました.
と言っても,いつもの凄い高熱+リンパ節腫脹ではなく,酷い疲労が主体です.

KOされるのは別にいいんですけど,KOによって迷惑を掛けてしまうのが凄く申し訳ない.
H氏,土曜の情報処理の勉強会に参加できませんでした.誠に申し訳ない.陳謝です.
とても楽しみにしていただけに…ううう.今からUSTREAM見ます.

KOされているとは言っても,少しくらいは教科書を読んでいました.
まずは,手始めに,アレルギー膠原病から.手始めの理由は,教科書が一番薄いからw
読めば読むほど,私はどの膠原病にも当てはまらないなと思いまして.
一応,診断書が必要な際には,成人スティル病という事にしますが,
先生はカルテには断固FUO(不明熱)と書きます.
症状ははっきり出ているのに,どこが悪いんだろう?
高熱(+),リンパ節腫脹(+),咽頭痛(±),関節痛(-),皮疹(-),肝脾腫(+),各種自己抗体(-)
関節症状と皮膚症状のない膠原病って?なんだろー?
免疫学で有名な某O大学のN先生も,こう言っていました.
「これは現在の疾患概念のどれにも当てはまらない.現代医学の限界です」

ステロイドなるものが発見されていない時代には,
おそらく私は生きていけないんだろなと痛感しました.
まだまだ解明されていない点が多いと言われますが,
それにしても,ここ何十年かの間に免疫学はめざましい進歩を遂げています.
いずれ病気の原因も完全に解明される日が来ると,私は確信しております.
こんなんで初期研修やってけるのだろうかー.うあー...