X'masはオルガンだ! VIII | えりっき脳内議事録(えり丸)

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X'masはオルガンだ! VIII
演奏: 山本真希(オルガン),栃本浩規(トランペット)
日時: 2010年12月23日(木・祝) 開場13:30 開演14:00
会場: 愛知県芸術劇場コンサートホール
座席: 3階5列11番(\2,000)

曲目: はトランペット共演

【第1部】
66 Choral-Improvisationen fur Orgel, Op65:
Marche triomphale, ''Nun danket alle Gott'' / Sigfrid Karg-Elert
 いざ諸人よ,神に感謝せよ / S. カルク=エーレルト
Nun komm, der Heiden Heiland BWV659 / Johann Sebastian Bach
 いざ来ませ,異教徒の救い主よ / J.S. バッハ
Piece d'orgue G-dur BWV572 / Johann Sebastian Bach
 幻想曲 ト長調
from Water Music SuiteNo.1''Air' / Georg Friedrich Handel
 水上の音楽 第1組曲 ヘ長調 HWV348より 第5曲''エアー'' / G.F. ヘンデル
Ombra mai fu / Geurg Friedrich Handel
 オンブラ・マイ・フ / G.F. ヘンデル
Vom Himmel hoch, da komm' ich her / Johann Pachelbel
 高き天より,われは来たり / J. パッヘルベル
Konzertsonate fur Trompete D dur / Georg Philipp Telemann 
 トランペットのための協奏ソナタ ニ長調 / G.P. テレマン

【第2部】
賛美歌メドレー
 諸人こぞりて~あぁベツレヘムよ~荒野のはてに~
 牧人ひつじよ~神の神子はこよいしも~いざ歌え

Ave Maria / Guilio Caccini 
 アヴェ・マリア / G. カッチーニ
Offertoire sur Deux Noels / Alexandre Guilmant
 2つのノエルによる奉献唱 / A. ギルマン
Choral no.3 a-moll
 コラール 第3番 イ短調 / C. フランク

【アンコール】
Te Deum / Marc-Antoine Charpentier 
 テ・デウム / M. シャルパンティエ

愛知県芸術劇場(略して県芸)には立派で巨大なオルガンがあります.「県芸のオルガン独奏の音色をいつか聞いてみたい」と前々から思っておりまして,本日その願いが叶いました♪大きさは高さ13.2m,幅11.4m,奥行き3.7m!カール・シュッケ社が制作したもので,93ストップ,5段手鍵盤(音域C-a''')+足腱板(音域C-g'),パイプは6883本,コンビネーション256通りだそうです.7000本近いパイプのうち,ごく僅かが写真の様に見えているわけです.私は県芸に来るたびにパイプの長さを見て,音波の波長を考え,最低音は何Hzだろうかと考えてしまいます(笑)

えりっき脳内議事録(えり丸)-オルガン

時期的に,選曲はクリスマスに因んだ選曲が多いですね.第2部の賛美歌メドレー・Ave Maria・オフェルトリウムの3曲は合唱に通じる曲々ですので,個人的には凄く親しみやすいものでした.コンサートに誘った友達も,知らない曲ばかりだったけど楽しめたそうで何よりです.

バッハの幻想曲ト長調は,パイプオルガンの荘厳な響きが印象的でした.オルガンのおどろおどろしい音色,威圧的な音色,カッコイイ音色,これらの音の特徴を最大限に引き出す曲であると思いました対するヘンデル作曲の2曲は,ヘンデルらしい宮廷を意識したのであろうと思われる円やか音色の優しい曲でした.幻想曲→水上の音楽へのバトンタッチは,名曲を選曲したという事は勿論のこと,演奏順序が秀逸過ぎましたよ!しびれましたよ!

トランペット協奏ソナタの第1楽章も好き.友達もこの曲良いねと言ってました.
最終曲フランクのコラールは速弾きが生える情熱たっぷりの曲でした.
それに続くアンコールも情熱系の曲.華やで豪華な気分で演奏会が終了しました.

極上のひと時をありがとうございました!また聴きに来ます♪