この巻は、見ものですよ。
友達が連呼していた「捧げる」とか、「絶望」というセリフは、ここからきているのですね(笑)
何千の仲間、何万の敵の中で、唯一人お前だけが、オレに夢を忘れさせた
このセリフをグリフィスが心の中で呟いた後、「捧げる」って言っちゃったんだよね。
因みに、お前っていうのは、ガッツ(主人公)のこと。
ゴッド・ハンドに転生するための生贄に、仲間を「捧げる」っていう意味だ。
友情ってさ、愛情と違って、下心とかないからさ、
その関係を壊したとき、壊れた時の怒り・憎しみって半端ないと思うなぁ。
それが、絶望と言うことか・・
しかし、夢を忘れかけたグリフィスもまた、人間だったってことかな。
いや、元から人間なんだけど、めちゃめちゃ意思が強いっていう彼のカリスマ性のイメージは崩壊だね。
いい意味で崩壊する場合、すなわち、心の壁が崩れ去る場合もあるけれど、
深い部分を晒せば、傷も受けやすいということか。
可愛そうであると同時に、同情するなぁ。