パキシルとスルピリド | えりっき脳内議事録(えり丸)

えりっき脳内議事録(えり丸)

Diary and memo written by a pathologist.

悩み多くて(←鬱ね。)、上記の薬物を服用してるのですが、

体って、薬に対してすごく素直ですね。


子供のころは、市販の風邪薬や処方された抗生剤を飲んでも、

全然効果を感じなくて、きっと気休めやら自己満足のために

飲んでいるとばかり思っていました。


でも、不明熱(たぶん膠原病だろうかと思います)の治療に

プレドニンを飲みはじめたのですが、

これを飲んだ時は本当に「特効薬や!」と感動したのを思い出します。


さて、上記の薬は、ごく簡単にいえば

体内のセロトニン濃度を上昇させることで薬効をしめすとのこと。


ちなみに、wikipediaのセロトニンの項目では、以下のように説明されています。


 人体中のセロトニンの90%は小腸の粘膜にあるクロム親和性細胞内にある。クロム親和性細胞はセロトニンを合成する能力を持っており、ここで合成されたセロトニンは腸などの筋肉に作用し、消化管の運動に大きく関係している。

 2%のセロトニンは中枢神経系にあり、これらが人間の精神活動に大きく影響している。日常生活から、鬱病などの精神疾患に至るまでセロトニンの影響が注目されるようになり、近年では、セロトニン系に作用する薬物を用いることによって、これらの疾病を治療することができるようになった。主な薬物にSSRIやSNRIがあり、両者共シナプスから放出されたセロトニンの再吸収を阻害する事により、症状を改善する。


で、鬱状態は軽減したと感じることはないけれども、

薬を飲むと、激しくお腹がグルグル鳴って運動を始めるというわけ。

おー、薬が効いてきた(むしろこれは副作用やな。)と冷静に分析しているのです。