Yuちゃんはやさぐれていたあたしを人間に戻してくれた


何も信じない


信じて悲しむくらいならはじめから信じない


期待もしない


どうせ冷めてしまうんでしょう


そんな不安定なものに心なんか入れられない


また傷つくのは自分だ



そうじゃないよ


そうじゃないんだよ


人が人を好きになるってことは


そうじゃないんだよ



一生懸命教えてくれた


真剣にあたしの目を見て教えてくれた


あたしが分かるまで


あたしが納得するまで


飲みながら語ってくれた



人はそんなに冷たいものじゃないんだと


人はもっとあたたかいものなんだと


教えてくれた



あたしは変われた


こんなにあったかい気持ちになったのはいつぶりだろう


そう思えた


嬉しい


ありがとう


心から素直にそう思えた



Yuちゃんはあたしの何が好きだったの?


あたしの何が必要だったの?


そんなに真剣になってあたしを変えてくれるほど


あたしはあなたにとって価値があったの?



必ず帰ってくるから


遊びに行っても


趣味に没頭しても


必ず戻ってくるから


真剣にあたしの目を見て


あたしの手をにぎりながら


あなたはそう言った


どんとかまえていて


そう言った



なんでこうなっちゃったんだろうね


好きだったよ


ずっと一緒にいたかった


本当に本当に好きだったんだよ


あなたの笑顔が好きだった


無邪気に素直に大声で笑うあなたが好きだった


ウソ偽りのないあなたが好きだった


まっすぐなあなたが好きだった


ウソがつけない


すぐ謝っちゃうあなたが大好きだった


できることならあなたとうまくいきたかった


あなたとずっとずっと一緒にいたかった



あたしはほおっておかれてまで好きではいられない


後回しにされてまでそばにはいられない


そんな恋愛ができるほどきれいな心じゃなくなった



あたしに甘えてたの?


あたしが離れないと思ってた?


面倒くさくなったの?


必要じゃなくなった?



あたしはあなたのどこの部分を満たせてあげられたんだろう


あなたを満足させられなくてごめんね


あたしといて楽しいと思わせてあげられなくてごめんね



遊びじゃなかったんだよ


どうでもよくなんかなかったんだよ


だからこそ別れた


ずっとずっと一緒にいたかったから


我慢できなかった


矛盾してるよね


分かってるよ



でもあたしはあなたに愛されていたかったんだよ