ご訪問いただきありがとうございます。
昨日、私が今まで当事者意識で抱えて生きていた価値観が破壊した出来事を書きますね。
視覚障害とサポートの仕組み
視覚障害の方は、外出するときやお買い物、余暇活動、通院などにサポートを受けられるんですよね。
本当にありがたいことです ^ ^
そのサポートをしてくださる方を「ヘルパーさん」と呼びます。
今回、そのサポート支援を娘たちが利用開始するために、ヘルパーさんと顔合わせをしてきました。
実際に歩いている様子などを見ながら、どれくらいの介助や支援が必要かを打ち合わせしましたよ。
今回お会いしたヘルパーさんは、支援事業を運営されていて、かつ現役のヘルパーさんでもあります。
経験豊富なヘルパーさん
その方は、大学でさまざまな障害について学び、現場経験も豊富で、なんと数年前まで海外のパキスタンで活動されていたそうです!
その国では、障害のある子たちを教える先生への指導をされていたとか。
叱ることが当たり前の文化の中で、「叱るよりも褒めることの大切さ」を指導の中で訴え続けてきたそうです。
「素晴らしい活動ですね〜」「やりがいがあるお仕事ですね〜」と世間話をしながら、私は心の中で
「知識や経験が豊富で心強い!」
と思いました✨
価値観が変わった瞬間
そうそう、ここからが今日書きたかったことです。
そのヘルパーさんとお話ししている中で、私の中にずっとあった当事者意識――
視覚障害は「苦しい障害」なんじゃないかという思いが、180度ひっくり返る出来事がありました。
「視覚障害の方は会話ができるんです」
その方がこうおっしゃった瞬間、私の心臓はギューッとなりました。
私自身のこれまでの人生、我が子が生まれた境遇に対して、
• 「目が見えなくなったらどうしよう。」
• 「目が見えないことはつらい。」
• 「見える人にはかわいそうと思われているだろう。」
こんな思考で凝り固まっていた私の価値観や当事者意識が、全部ひっくり返されたのです。
ましてや晴眼者の方から、「視覚障害はかわいそうじゃない」という言葉を聞けるなんて……。
素晴らしいお話との出会い
例えば、全盲でサーフィンを趣味にしている方がいらっしゃるというお話。
ひとり暮らしの物件がなかなか見つからなかったけれど、大学入学前に契約し、大学生活を謳歌している方のお話。
本当に素晴らしいお話をたくさん聞けました。
これらのお話があったのも、ヘルパーさんとの会話のやり取りがあったからこそ。
「会話のラリー」って、こんなにも温かいものなんだな。 そう感じました。
ヘルパーさんへの感謝
ヘルパーさんの数はまだまだ少ないですが、副業として通勤前や空いている時間で支援してくださる方もいるそうです。
大学生が活動している例もあると聞き、本当にありがたいなと思いました。
もっともっと隔たりのない社会に向けて進んでいく未来の光を、感じることができました。
最後までお読みいただきありがとうございます。
エリカ