未来を信じられたのは、何年も後のこと。。 | 視覚障がいのあるママによる、二人の視覚障がい児ちゃんの子育てブログ♡

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視覚障がい児ちゃんの子育てエッセイ。実際にあったこと、感じたことなど。視覚障がい児ちゃんをとりまく環境を綴ると共に、何にでもチャレンジしながら、A AI時代をどう子どもたちは生きて切り抜けていくか。どなたかのヒントとして届けられたらと始めました!


私は、


目の表面まで込み上げてきた涙を感じていた、


目を瞑ると、 


ポタポタっと落ちてしまいそうなのを


必死に堪えて、こめかみがキンとなった。



私が母親として、ここで崩れてしまってはいけない。そう自分に言い聞かせていたが、
感情は簡単に抑えられなかった。

診察室の空気は重く、静かだった。
窓から差し込む淡い光が、
私の視界にぼんやりと映っていたが、
目の前の現実はそれを打ち消してしまうほど
重いものでしたショボーン
娘の目が、今後どうなってしまうのか。その不安が一瞬にして押し寄せてきた。

この数値、この診断結果をどう捉えればいいのか。母として、
自分の子どもの失明という現実に向き合うには、
あまりにも重すぎました。
私は強くならなければならない、でも、この瞬間はただ無力感に打ちのめされていました。

そして、医師から手術の説明を受けた。
頭では理解しようとしているが、
感情が追いつかない。
どんな手術なのか、
どれほどのリスクがあるのかを知る必要があるのに、その場では何も質問する余裕すらなかった。
娘の未来がかかっているという現実に、
思考は完全に停止していた。

家に帰って冷静に調べたい。
そう思ったが、現実はそんな猶予を与えてくれなかった。時間もなければ、精神的な余裕もない。
ただ、次に何をするべきかを考えながらも、
そのすべてがぼやけていました。。。

当時は、目の前に広がるのは絶望だけでした。

そして
あの時に見つかって良かったと思えるのは、
何年も何年も後のことです。
当時は、その診断が未来への希望だとは
全く思えませんでしたが、今の優陽を見れば、
あの時の早期発見が彼女の未来を守ったのだと実感できます。

今、優陽は自らの障害を受け入れ、
日々挑戦を続けています。
あの辛かった時間があったからこそ、
今、娘の強さが一層誇らしく、愛おしく感じますラブラブ


本日もお読みいただきありがとうございますおねがい