食の安全 | ロザンゼルスのはじっこ生活

ロザンゼルスのはじっこ生活

ベトナム系アメリカ人の主人と結婚を機に渡米。3年半のIrvine生活、1年3ヶ月の広島生活を経てロサンゼルスカウンティのはじっこの街に引っ越してきました。

数日前Yahoo Newsのヘッドラインで初めて"ピンクスライム"というものを知りました。Newsweek日本版によると、ピンクスライムというのは

『かつてはドッグフードや調理用油にしか使われなかった切り落とし肉が、殺菌のためアンモニア処理され、水増し用の材料として多くのひき肉に混ぜられている』

『筋肉と脂肪を分けるために低温で煮込まれ、遠心分離機にかけられたくず肉のこと』

だそうです。

イギリスの有名料理人ジェイミー・オリバーが自身のTV番組でピンクスライムがどうやって加工されるか分かりやすく説明しています。
(英語ですが、実際に実験しながら説明してくれているので英語が分からなくてもある程度プロセスは理解出来ると思います。)


ピンクスライムはアメリカのスーパーで売っている牛ひき肉の70%に混ざっているようです。

私が『ピンクスライム』がどういうものか知ってまず思ったのが「気持ち悪い」でした。
日本でも食の安全が騒がれている昨今ですが、アメリカはもっと状況が悪いと思います。

このピンクスライムも、米農務省が3000トン買占め、学校給食として子供達に食べさせようとしているらしいです。また現在はピンクスライムの表示義務が無いため、スーパーで牛ひき肉のパックを見てもどれにピンクスライムが入っているか、入っていないのか分かりません。


************************************************


私が食の安全を初めて意識したのはダイエット目的で買った"Skinny Bitch"という本を読んでからでした。Skinny Bitchには食肉処理場の残酷な処理方法の現実が詳しく書かれていて、著者はVeganになることを推奨しています。私も感化されて、Veganやマクロビオティックを試した時期がありましたが、やはりお肉、お魚を食べて育っているので、お肉お魚食べたくなり、完璧なVeganになるのはなかなか難しく、続きませんでした。

最近Food, Inc.というドキュメンタリーを見ましたが、

『無理してベジタリアンにならなくても良い。命を頂くことに感謝してなるべく人道的倫理的に飼育されたお肉を購入すること』

が大事だと個人的に思いました。

食肉にはThe 5-Step Animal Welfare Rating Standardsという家畜がどのような環境で育ったかの基準があるそうですが、(1~5+までの6段階で5+が家畜たちにとって一番良い環境です。詳しい基準はWholefoodsまたはGlobal Animal PartnershipのWEBをご覧下さい。)

WHOLEFOODSは『最高品質のナチュラルでオーガニックな商品』を扱っていると謳っていますが、そんなWHOLEWOODでさえ、この基準のlevel.3以上のお肉は売っていませんでした。(私が行った店舗は。)

本来お肉って高いもの。家畜を健康に育てるのにはお金がかかります。ファストフードのハンバーガーがあんなに安く買えるなんてそもそもおかしい。何かカラクリがあるに決まってますよね。

やっぱり普段『安い美味い早い』ものに手がのびてしまいがちですが

You are what you eatということをいつも意識して賢く食べ物を消費していきたいです。

やっぱり良い食品って高いけど、それが命を頂戴した動物への感謝の気持ちであって、いずれ健康・美容という形で自分の元に返って来ると信じて美味しく頂きたいです。野菜中心でね!

ランキングに参加しています。いつもクリックしていただいてありがとうございます。今日も応援よろしくお願いします。
にほんブログ村 海外生活ブログ ロサンゼルス情報へ
にほんブログ村