20代後半で急性リンパ性白血病になってからの振り返りを書いてます。
偏見もはいってますし口も悪く悪態つくこともありますが、何卒お許しください🙇♀️🙇♀️
今現在は骨髄移植後5年以上経過し、社会復帰をしてます。
闘病中に、白血病になった方がその後、元気にやっている方のブログを見つけられずに不安になった思いがあり、今現在までのブログを書いてます。
安心してください、私、元気にやってますから！！
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この続きです。
フラグを回収どんどんしていきます〜😂😂
しばらくしたら、
院内の美容師さんがやってきました。
多分50〜60代くらいのメガネをかけたおじさんでした。
私の中の美容師さんは、身なりに気を遣ってるイメージでしたが、小汚いおっさん（失礼w）がやってきました。
清潔感前世に置いてきたんか？くらいの
ヨレヨレでしたw
せめて清潔感だけはあってくれw
もしかしたら美容師さんでなく理容師さんだったのかもしれませんが、どちらにせよ、やばかったですw
美容師が着いて早々、
訳わからないことを言われました。
ヤバ美容師
「高校野球がすごくいいところだったんだよ！」
（春の高校野球中だった。）
私さと福
「はぁ、、、」
ヤバ美容師
「TVかラジオかなんかつけれないの？！」
私さと福
「はぁ、、、」
やばいですよね😂
仮にも勤務時間中で依頼を受けたのはそいつなのに、
高校野球とかそちらの都合は知らないよって感じですよね😂
後から思い返すとなんで言われるがままだったのかわかりませんご、でもその時は色んなことが起こり過ぎて、怒りも何も感じずに言われるがままでした。
ほとんどの病院がそうだと思いますが、
病室のテレビは有料です。
テレビカードを購入して視聴するので、もちろん私持ちで流しました。
その間に美容師さんは髪を切るセッティングをしました。
ヤバ美容師
「じゃあ切って行くねー。
抗がん剤するんだよね？どのくらい切る？」
私さと福
「どうですかね〜、、、肩につくかつかないくらいですかね」
当時は腰まではなかったですが、かなりのロングだったので、それをいきなりショートにする勇気はなく、色々と話し合って肩くらいまでのミディアムボブをお願いしたつもりでした。
そう、私が頼んだのは
オサレな
ミディアムボブ！！！
ヤバ美容師は
え？それ裁ちばさみじゃね？
ってくらいの錆びついたでっかいハサミで
ジャキジャキジャキ
っと切っていくではないですか！
ちょちょちょ！！
ええええええ！
もっと繊細に切らん？？
ヤバ美容師
「抗がん剤使うと、段々と髪が抜けていくからね」
私さと福
「はい（聞きたくない）」
ヤバ美容師
「枕とかにもどんどん抜け毛つくからね」
私さと福
「はい（やばい、泣きそう）」
ヤバ美容師
「そのあと、どうなるか知ってる？」
私さと福
「いや、、」
ヤバ美容師
「あ、知らない？！なら教えるよ！」
ヤバ美容師は嬉しそうに、にちゃぁっと笑ってました。
（誇張でもなくマジでそんな感じで笑ってたんですw）
横で見ていた両親が慌てて止めに入りました。
両親
「いや、もう大丈夫ですから！」
ヤバ美容師
「あ、そうですか」
そうして
出来上がった私さと福は
鏡を見て愕然としました。
ちょ！
うそやろ！
ちびまる子ちゃん
出来上がっとるやないかーーい！
どっからどう見ても
顔色の悪い30手前の
ちびまる子ちゃん
やないかい！
髪はガタガタのざんぎり頭。
えーーーーん😭😭😭
この人にお金を払うの？
マジで？
めっちゃ泣きそうでした。
でも、頼んだのは自分です。
髪を切っている間は
さすがにこみ上げるものがありました。
ああ、本当に治療していくんだなと
現実感が増していって泣きそうになりました。
その日の夜にお見舞いに来た姉が
私を見て爆笑してました(;_:)
でも、これはひどいね
って同時に慰めてもくれました。
今から入院する方で、抗がん剤治療で髪の毛を切ることを勧められた方。
今はネットで探せば出張美容師さんが
なんぼでもいます。
ただでさえ悲しく暗くなりがちな入院生活。
脱毛が始まる前に髪型を楽しんで少しでも自分が楽しく過ごせる工夫をしてください。
（もちろん、いきなり坊主もありだと思います👍）