主演の女 | ERIKAのFashionとDANCEの日々BLOG

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主演の女

突然やろうって決めました。久々の作品作り。

3年前の自分を越えたくて、
自分の敵は自分でした。

中々あの頃の自分から抜けられなかったんですよね、一番執着してたんです。
自分の人生で1位な曲なんです。
「溺愛ロジック/堂本剛」

でも突然いけると思った
「主演の女/椎名林檎」

短くてたった3:48しかないんだけど
起承転結がまあおもしろくて、
この曲で新しいものと景色に出会いたかったんです。

メンバーも思い入れのある10人。
一人一人何かしらで苦労を共にした
尊敬出来る10人。

あたしをいれて11人ってゆう数字になんだか今回こだわりました。

誰でもセンターに持っていけるスキルをもった一人一人。奇数は確実にそれが出来るし
誰がどこにいても見やすい人数だと思って
あえて少ないこの人数でやりたかったのです。

わたし構成ぐちゃぐちゃするの好きで
見てるお客さんの視点をいっぱい変えたいんです。飽きずに惹きこみたいから。
ただ今回少ないくせに構成数結構あって
演者一人一人だいぶ走らせてしまいました。
みんな文句言わず走ってくれました。
わざとぐらい荒々しい感じがわたし好みで、
理想を越えた内容に近づいてきた時の嬉しさは今でも覚えてます。

準備期間は1ヶ月。
微妙なラインでした。
自分との勝負。
今回申し訳ないぐらい変更もしてしまって
まだまだだな自分、助けられてばかりでした。
だいぶ付き合いの長いあやのちゃんに今回
4×8振りをお願いした部分の揃い具合いと想像をはるかに越えた内容にもう感動。
わたしの判断間違ってなかったすげえって
嬉しくなりました。
早い段階で作品に自信を持てました。

忙しいメンバーなのは承知の上で詰めていって、そこまで揃えるとかには重点置いてなくて、空気感と方向性をお互いで感じあって欲しかったんですよね。
上手いのは充分知ってるから。
ホントリハしながらみんなダンスうめーなって何度思ったことか。

主演の女になれって意味じゃなく

この作品の中で自分と役割があって、そこにどう向きあってどう自分を魅せれるか。
って事なんですよね。
一人一人が自由であってほしい。
ベースはあるけど、好きにやってあたしのニュアンスは作品のカラーであって、みんなの個性を作品のカラーにして初めてあたしの理想の完成形だったんです。

作品を作りながらみんなの持ち味をどこまで生かせる作品を作れるか がわたしの今回のテーマ。

一人一人にも最初のリハの時テーマを提示して、終わるまで一人一人が真剣に向き合ってくれたみたいでした。もっと個々を細かく見て伸ばしてあげたかったのにその時間を取れなかった事だけは反省と心残り。

本番で照明も入り、最終完成。
終わって、出逢えたやっと会えたって感じ。
儚いんだけど、あっけないんだけど、
新しい宝物に出会ったって感覚。
0が1になった瞬間。

溺愛ロジックの時はJAZZに全然向き合ってない時。

主演の女はJAZZに心底鍛えてもらってる今。

JAZZでこんなにも理想以上のしかも自分のカラーが出せた作品を作れるとは夢にも思いませんでした。
色んなJAZZの作品をたくさん見てきました。
そりゃずっと作りたかったです。
でも勇気がなかった。

3年もかかったけど、やっと一歩踏み出せた気がします。

それまでのたくさんの経験のおかげ。

わたしはまだまだだけど、この主演の女の10人は自分の誇りと宝物です。
彼女達にとっては一作品だけど、それで良くて、そうであっていーと思うんです。

そうやって積み重ねて、それぞれがそれぞれのやり方でキラキラして欲しいってわたし個人は思います。自分らしく楽しんでダンスしてほしい。
自分が言われて心に残ってる言葉で
「作品を生きてほしい」
そのまんま伝えました。
主演の女の世界を楽しんで生きてほしい。
精一杯10人が生きてるのを舞台上で直接感じれたわたしは幸せものです。

素敵な作品と勇気をくれた10人の飛躍を心から願います。


自分も負けずに頑張ります。

きっと次は
0から10になる作品に出会えるように。

動画です是非見てみてください!


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