『HSP』=Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)をご存じですか??
生まれつき、とても感受性が強く、視覚や聴覚などの感覚が敏感で、刺激を受けやすい特性を持っている人のことです。
人口の15〜20%、約5人に1人が当てはまる性質だそう。
共感性が強く、人の気持ちが良く分かるなど、良い面もありますが、周囲の刺激に敏感で疲れやすかったり、周りの人との違いに悩むなど、生きづらいと感じる人も多いようです。
わたしはずっと、生きづらいなぁと思っていました。
生きることは辛くて仕方のないことだと思っていました。
みんながそう思っている、と思っていました。
何かのきっかけで、大人になってから、みんなは楽しくて生きていると知ってとても驚きました。
わたしだけ、変なのかな?と悩んだこともありました。
『HSP』を知って、これだ!と思いました。
その中でも特に、『HSS型HSP』がしっくりきました。
HSS=High Sensation Seeking(ハイ・センセーション・シーキング)=刺激探求型。
繊細で刺激に弱いのに、チャレンジが好きで刺激的なことをいつも求めている。
まさに、わたし。
刺激を求める→疲れる傷つく→でもまた刺激を求める→疲れる、の繰り返し。
生まれ持っての気質なので、治すことができないのだそう・・・
元気なのに繊細で、大胆なのに傷つきやすい。
外向的でテンションが高いのに、小さな発言でクヨクヨひとり反省会。
ひとりになると、どっと疲れて表情がなくなります。
自虐ネタで笑いをとりにいくも、いじられすぎると傷つく。
さまざまな会合をその場のノリで
「おもしろそう!」
と企画はするのに、近づいてくると
「自分は仕切りに向いていない」
と自信がどんどん小さくなって逃げたくなる。
やったことないことへの好奇心はめちゃくちゃ強いのに、1回やったことにはすっかり興味がなくなります。
年に何度か、周囲に気づかれないように自分の世界に閉じこもる。
誰にも話しかけてもらいたくないし、誰にも見せられない状態になります。
いつも明るくておおらかで生き生きとしているわたしにこんな裏の姿があるなんて、きっと誰も、想像もしないでしょう。
全てに当てはまる!
わたしそのもの。
新しいことを知りたくてたまらないので、情報を収集するために検索したり、調べたり、外に出て人と関わります。
新たな情報を求めて外に出ると、さまざまな人に出会い、そこで起こる出来事に簡単に傷つきます。
傷ついているので、引きこもりたくなりますが、刺激を欲する特性ゆえに、コミュニケーションスキルはある程度磨かれていて、内面がどうであれ、人目のあるところではそれを表面化することなく淡々とひょうひょうとした自分を演じ切ることができる現状キープ力を持ち合わせています。
この段階で、外面と内面との乖離かいりがはなはだしく生じます。
そして、
「二面性を持ってしまった」
「ありのままの自分でいられなかった」
ということに、罪悪感をもつんです。
そうそう、わたしだ。
わたし、病気じゃないんだ。
わたしだけ、どこかおかしいんじゃないんだ。
こういう特性の人間だから仕方ないんだ。
そう思って、ほっとしたのを覚えています。
生きづらさは今も変わりませんが、自分を特性を知ったので、適度にしっかり休んで、疲れを癒しながら生きています。
同じような思いを抱えた方の心が軽くなりますように。
まっつさん
いつも、コメントありがとうございます