③青色ができるまで
 衣服に用いる青色は藍の葉に含まれる色素で染められます。インドやアフリカなどではインド藍、中国南部やタイや沖縄などでは琉球藍、中国揚子江流域や日本では蓼藍とそれぞれの気候風土にあった植物が使われてきました。

■生葉で染める→蓼藍は開花とともに葉に含まれる色素含有量が減少するので開花の前に刈り取る。葉と茎にわけ、染料に使う葉の部分の良い葉だけを大きな包丁で細かく刻む。冷水で15分ぐらいもむ、色素が葉から抽出する。酢を少し足すことで葉からより多くの色素が溶出し酢が水に溶出した色素の分解を止めてくれる。
染め液の中に白い糸を一時間ほどつける、水に溶けた色素が繊維に染み込みます。最初は緑色ですがこれを風通しの良い場所で干すと青色になります。藍の色素は水や空気に触れると酸化する。
(すくも)で染める→藍の葉を積み上げて上にむしろをかぶせ水をかけて発酵させる。
を原料とした染料である。日本では徳島県、滋賀県の野洲市等で見られます。
すくもをかめに入れて灰汁で満たしよく混ぜる。10日ほどで染液表面に泡たった暑い層が出来ます。これを「藍の花」「藍が建つ」と言います。糸や布は壷の中では黒色ですが引き上げて空気に触れたとたん緑色から青色に変わります。
◇藍色→藍草の葉で染めた色の総称

◇青鈍(あおにび)→鼠色がかった青色

◇納戸色→やや緑色がかったくすんだ青色、江戸時代に男性の衣服の裏地や木綿の風呂敷などに用いられ流行ってました。

◇甕覗(かめのぞき)→ごく淡い色合いで藍染の中では最も薄い色

◇空色→空の色

◇水色→淡い藍色で甕覗きよりは濃い色現在のクレヨンの色