④黄色ができるまで
刈安色や黄はだ色など古代からある色に加えて平安時代には四季折々の美しい花の名前のついた黄色が生まれました。
山に自生する刈安は太陽の紫外線から身を守るため黄色の色素、フラボン系色素に属するルテオリンを作り出す。そのため、透明で鮮やかな黄色は8月末の太陽光線が最も強烈な時期の終わりに収穫します。刈安の根以外の全ての部分を使う。乾燥させた刈安を10~15㎝に切り揃え真水にいれ弱火で半時間ほど煮ます。煮る時間が長くてもダメ、短くてもダメです。タンニン酸がとけだして濁らせてしまうためです。この液とお湯をまぜて希釈します。糸や布を染めて明礬や灰汁で発色させるのを繰り返して染めます。
♢山吹色→山吹の花の色
♢刈安色→中国渡来のススキに似たイネカの植物刈安で染めた色
♢うこん色→ショウガ科の多年草。太い根茎があり、それが黄色の染料や香辛料になります。防虫、殺菌効果作用があるので着物を包む風呂敷や産着などを染めます
♢黄はだ色→ミカン科の落葉高木などの樹皮の内側にある黄色のコルク層を煎じて染料にする
♢芥子色(からし)→アブラナ科の越年草、芥子葉の種子を粉末にして練ったもの。
♢朽葉色(くちば)→朽ちてゆく葉の色
