[緑系]
最もなじみのある自然の色「緑」は草木から簡単に抽出できると思われ勝ちですが時間が経つと変色してしまいます。そのため古来から藍色系と黄色系の染料を重ねて染められてきました。
♢萌木色(もえぎいろ)→新緑の萌え出る草木の緑、冴えた黄緑色。平安時代から用いられた色名
♢柳色(やなぎいろ)→柳の葉の三月~四月にかけて萌え出るような色。まさしく春の色です
♢若竹色(わかたけいろ)→萌木色よりもやや濃いさわやかな緑色。空へ向かって伸びる瑞々しい若竹の幹の色
♢海松色(みるいろ)→海の浅瀬の岩に生える海藻の海松に似た茶色みおびた深い緑色。祝儀の折に着用するおめでたい色でもあります
♢常磐色(ときわいろ)→常盤木(常緑樹のこと)の葉のような、やや茶を含んだ深い緑色。
♢木賊色(とくさいろ)→シダ植物の木賊の茎のような少し黒みを帯びた深い緑色、刈安と蓼愛で染めたもの
