広島土砂災害における写真洗浄活動 ボランティア | えり姉ちゃんのたゆたゆ日記

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山口県下松市にある『藤井写真館』のお写真に関する話や、広島東洋カープ応援、舞台観劇、旅行、その他いろ~んなお話のブログです!

2014.10.27-1

夕方から広島に於いて開催される写真団体の運営委員会の前に、短時間ではありますが広島土砂災害における写真洗浄活動のお手伝いをしてきました。

広島の可部公民館にて、
広島写真師会、中国PGC、そして一般のボランティアの方々と一緒に土砂災害で流された写真をまずアルバムから外します。

作業を行う時は手袋をして行います。手袋をしないとあっという間に手が荒れてしまうそうです。目に見えない身体に良くない何かが着いているとのこと。

2014.10.27-2
まず水の中で
①写真についている土や泥を落とす
②写真からアルバムの台紙を剥がす

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③土砂水に含まれるバクテリアなどを筆を用いて優しく取り除く

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その後、乾かして持ち主さんにお写真をお返しします。

しかし、驚くのは土砂水に含まれるバクテリアなどの分解力です。
写真の画像も濡れた部分は溶かされてしまっており、アルバムのセロファンを外すのと同時に画像が溶け何も無くなる瞬間を見た時には驚きとショックとでそのまま固まってしまいました。

2014.10.27-5
まだまだ被災地域は土砂の撤去などが続いており、以前の日常を取り戻すにはほど遠い状況です。
この度の写真とアルバムは、災害後2ヶ月を経て初めて回収されました。このように、被災写真の回収と洗浄は、今後ようやく本格化するものと考えています。
次は11月21日に古市公民館にて洗浄活動を行う予定です。被災写真をお持ちの方のお申し込み、あるいは活動への参加表明が多くあればいいな、と思っています。