今日は家族一緒の観劇です。父・母、初めてのマチネ・ソワレ観劇です。体力がもつでしょうか(笑)9月16日(火)マチネ・A席 H列48番
エリザベート:涼風真世
トート:山口祐一郎
ヨーゼフ:鈴木綜馬
ルドルフ:伊礼彼方
今までエリザベートを務めてらっしゃった一路さん休業中につき、今回は新エリザベートが誕生です。
新涼風エリザベートは、少女時代は真の強いお転婆振なシシィを、新婚時代は可憐で儚く、徐々に気高く力強く存在感を増し、窮屈な宮廷生活の中孤独を募らせて老いていく様が、演技・声・雰囲気から充分感じられました。歌声も安定してらっしゃって、一路さんとはまた違ったエリザベート像を見せて下さいました。
鈴木フランツ、こんなに皇帝って喜怒哀楽あったっけ?と思ったほど。お見合いに行くシーンの嬉しそうな顔と全力疾走。息子ルドルフに裏切られた時の拒否り方、実母への反発等など、2005年9月以来の観劇なので前回の記憶もちょっと怪しいのですが、なんだか皇帝と一人の男としての両方が垣間見れた鈴木フランツでした。
そして新ルドルフ伊礼君、汗びっちゃで頑張ってくれました。ダンスも歌も一生懸命さが伝わってきて、まだまだ舞台経験は少ないらしいですが今後頑張ってもらいたいです。
そして、我らが祐一郎トート。黄泉の帝王存在感ばっちしです。
『愛と死の輪舞』の甘い歌声、『最後のダンス』の力強い歌声、「まだ私を愛してはいない」は久光さんぶち切れモードのような甲高い声、始終様々な歌声に魅了され、前も後ろも横もどの角度からの立ち姿にも見とれて、充分に今回は祐一郎トートを堪能しました。
でも、ダンスは・・・努力されてるんですよね。先日から運動会関連の撮影が多いので、あ、この振りはラジオ体操みたい、あ、これは組み体操の一部みたい、あ、砲丸投げみたい・・・と思い始めるとつぼに入っちゃって笑いが出そうで大変でした。人を操る感を出すため手や指先を微妙に揺らしてらっしゃるのも一生懸命さが見えて、なんだかその一生懸命さが可愛らしくて、笑いを堪えるのに腹筋が痛くなりました。
後、最後のエリザベートと抱き合うシーン。両手を広げて待っているその笑顔、反則ですよ、優しい微笑み通り越して、めっちゃ嬉しそうじゃないですか。見ているこっちまで舞台のこと忘れてニッコリしそうです。あ、もう一つ反則見つけました。エリザベートとの二人でのカーテンコール、ドレスを持つ人がいないのでちょこちょこと後ずさりするエリザベートにあわせて、祐一郎トートもチョコチョコ歩き、その姿に隣の叔母様は萌え~てらっしゃいました。
9月16日(火)ソワレ・C席 L列3番
エリザベート:朝海ひかる
トート:山口祐一郎
ヨーゼフ:鈴木綜馬
ルドルフ:浦井健治
もう一人の新朝海エリザベート、聞いていて苦しくて・・・宝塚の時代をご存知の方は「よくぞここまで声が出るようになった」と思われるそうですが、私は初見なので、え~~~歌えてない、って思いました。伸びない、高音が苦しい、特に精神病院のシーンでは、ヴィンディッシュ嬢演じる河合さんの歌の上手さに負けて「主役がこれでいいのかなぁ?」と思うほど。でも、主役をされる方にはそれなりの技量があるのでしょうから、私にはそれが見抜けなかっただけだと思うことにします。
久しぶりの浦井ルドルフです。ヴァンパイアぶりです。第一声を聞いて、「すごく声がキレイに伸びてる」と思いました。何かの雑誌に歌の練習で祐一郎さんに褒めてもらえたと書いてありましたので、確実に成長しているのでしょうね。伊礼ルドよりも悟りを開いたルドという感を受けました。「ママも僕を見捨てるんだね」のセリフが以前は本当の母親にも捨てられた絶望感一杯だったのが、今回は母親の考えや行動を理解して、だからママの気持ちがわかったよ、という風に聞き取れました。本当はどうなんでしょうか?
高嶋ルキーニ、こんなに最初から最後までチョコチョコと出てあれこれしているなんて今まで全然気がつきませんでした。(いつも視線の先は祐一郎トートですから)引いて見たからわかったこと。確かにストーリーテラーなのですからどの場面にもいなくちゃいけないんですけれど、衣装も小物も細々とありますし、舞台上の人間を適当にあしらいながらかまいながらというのも多くて、今まで高嶋さん見てなくてごめんなさい、です。
ソワレでは、トートがチビルドの首に手を掛けるという場面で、チビルド君がセットでよろめいた瞬間にトートがワシっと後ろから支えてあげフォローされていました。黄泉の帝王が一瞬山口祐一郎本人に戻ったようでした。その後も高く積まれた本の上にチビルド君が上るのですが後ろ向きでも神経はチビルド君集中感がトートの背中一杯に広がっていました。舞台上では何が起こるかわからない、と祐一郎さんは以前おっしゃっていましたが、いろんなことに気を配り演技を続けていくのは大変なことだと思いました。
マチネ・ソワレと違う位置で見ると舞台の感じ方&受け取り方が全然違います。音響に照明や群舞の楽しさ奥行き間は2階、3階席がお薦め、表情や細かい視線などはやはり1階席がいいですし、どちらが好みかと言われると困りますが、両親はソワレの2階席(私だけ3階席)が全体も見渡せ、音響の良い博多座の2階席で充分にエリザベートを堪能できたみたいです。
エリザベートは何度見てもいいですね。おまけに、祐一郎トートに「エリィ~♪」と名前を呼んでもらえるのでなお良いです。
博多座の次には帝劇、梅田でありますが、先立つものが無いので行けそうにないなぁ、でも、機会があれば見たいですね。エリザベート大好きです。