TikTok
ティックトックってご存じですか?
小中学生が身近にいる方は
よくご存じかもしれません
知らない方のために
簡単に説明すると
インスタグラムの動画版みたいなもの。
15秒から1分までの
短い動画をアップできる
プラットフォームです。
動画の速度を変えたり、
かわいく加工したり
BGMをつけたりするのも
アプリ内で簡単にできるので、
小中「学生にも人気です。
っていうか、ユーザーは
20歳以下が中心。
歌ってみた、
踊ってみた、
おもしろ動画なども
とても簡単に投稿できます。
ここからヒット曲が生まれたり、
人気ティックトッカーも生まれています。
ユーチューブと違うのは
広告がつかないことかな。
2018年にはアップルストアの
ダウンロード数1位になったこともある
世界でも大人気の
アプリなのですが……
なんと、インド政府が
禁止にしたそうです。
表向きの理由は、
情報漏えいの疑いなのですが
なにしろ今、
インドと中国の関係が
悪化していることもあり
政治がらみと言われています。
インドは中国製のアプリ59本を
すべて禁止にしたんです。
かわいそうなのは
突然TikTokが使えなくなった
インドのユーザーたち。
そして全世界のティックトッカーも
インドという
巨大なマーケットを失くしました。
フォロワーが減ってしまう人も
いたのではないでしょうか。
そして、香港でも禁止へ。
さらにはアメリカも
禁止を検討しているという
情報がでています。
こうなると、日本も分かりません。
万が一、禁止となれば
どんなに大事な動画でも
一晩にして
すべて削除されてしまう可能性もあります。
こんな機会なので、
お子さんにぜひ
話しておいてほしいことがあります。
ネットの世界は
とても自由なようですが、
実は、さまざまな国が
さまざまな思惑の元で
アプリを開発したり
お金を集めたり
情報を利用したりしています。
日本はこういう点では
とても遅れていて
このTikTokは中国製だし
フェイスブックやツイッターはアメリカ。
LINEは日本の会社のようですが
実は親会社は韓国の会社です。
それらの会社は
アプリを通じて
膨大なデータを集めることができます。
そして、
政治に利用したり、
世の中の状況によっては
ユーザーのことなんか考えず
急に内容が変更されたり
削除されたりすることも
あり得るのです。
そういうことを知らないと
いつか犠牲になってしまうかもしれません。
大事に作っておいた動画データや
写真が
いきなり消えてしまったりするんです。
どんなアプリも
その危険性はあります。
だから、大事なデータは
自分の手元に
ダウンロードしておかないといけません。
スマホやネットの世界は
万能ではないし
自由ではないのです。
自分のスマホに入っているデータや
自分が買ったアプリは
自分のもののような気がしますが
本当にそう?
本当に自分で管理しているの?
そうではありません。
運営会社は
「公共の利益」の名目のもと
内容もチェックしています。
今でも
スポンサーに
都合の悪い内容の動画などは
削除されることもあります。
子どもたちは
こんなことはあまり知らずに
ただ楽しさだけを追求しています。
でも、知っておいたほうがいいことが
いろいろあります。
傷ついてしまうことがないように
予備知識が必要です。
TIkTokのニュースをきっかけに
ぜひお子さんと話してみてください。
国際政治のことなんかにも
ちょっと触れられるかもしれませんね。
もちろん親も
少し勉強が必要ですが……
アプリについては
子どものほうが
よく知ってることもあります。
そんな時は
素直に教えてもらいましょう!
トリー
・ネット依存予防アドバイザー
・e-ネットキャラバン認定講師
・メンタル心理カウンセラー(JADP)
・ネットいじめ対応アドバイザー(WCC)